きょうのエスキス

一級建築士試験、R2学科復活合格。製図が鬼門。R3は自分に負けない年にする!じんわり日々の振り返り。

過去問とうまく付き合う

今日で大型連休が明けたので、ブログもちょっと書き方を変えてみようと思います。これから一級建築士学科試験に向けて、理解を深めるために、過去問をベースにアウトプットしていきたいと思います。シフトチェンジですよ。もう本来のガムシャラさ全開でやっていきたいと思います。重要なところ=過去問題。というわけで、これからはもう過去問しかやりません。不安に負けず、試験当日まで粛々とやり続けますと言いたいところですが、じつはH20年以前は厳選過去問しかないので、まだまだ問題数が少ないです。

そんな私にとって、とてもありがたいサイトを見つけました。それが『楽習合格』です。このサイトには 、平成9年以降の問題が無料で公開されています!『合格物語』や『独学組』などは、有料になっているので。ただ、このサイトには難点がありまして。古い問題は解説がついていなかったり、「構造」の力学の計算問題、法規の高さ制限などの計算問題、設備・構造などの図が書かれている問題が掲載されていなかったり。著作権のことがあるのでしょうか?そして、一番やっかいなのが、スマホだと一問ずつ何度もクリックして確認しなければならず、急いでチェックしたい時に、ストレスになるなぁと。最低3回は繰り返し解きたいと思っているので。 

そこで、自分仕様に過去問を年度別・科目別に一つのファイルにまとめる作業をしながら、解いていき、全選択肢を暗記していくことにしました。分野別で基礎力を身につけてきたのですが、これからは本試験と同じ形式で、各科目バランスよく、総復習していきたいと思います。直前になって、インプットとアウトプットがごちゃごちゃになって焦らないように、ふだんとは逆のアウトプットからのインプットです。とりあえずH20年の過去問から専用のブログにアップしていきます。これって勉強の進捗状況もわかりますね。作業として取り組むのはなんだか新鮮。やる気がわいてきました。もし問題がありましたら、過去問は非公開にさせていただきますので、その際はよろしくお願いします。

過去問専用ブログはこちら↓↓↓

http://emicocolo.hatenadiary.com/  

追記:H18年までは紙ベースで、全問題が入手できました。自分の都合を優先して、H9年分からアップします。「法規」の問題は、法改正があり、以前と正答が異なる場合が多いため、除外しています。

はじまりは身支度から

今日は二週間ぶりの学校で、日常に戻りつつあります。身支度をするのに、今のボブスタイル、無印良品のワイドシャツは、考える手間が省け、時間短縮になり、本当に楽だし、快適です。ちなみに昼食も、サトウのごはんをチンして、その上にセブンイレブンのパウチ惣菜、おからを乗せて食べるのが定番になりました。あっさりしていておいしいし、手間入らずで安上がり。外出先でも手軽に食べれるし、ふだんからテキストなど手荷物が多いので、何かと助かっています。しかも、これが体質改善にもつながっています。


勉強のほうですが、受験生のブログを読んでいると、みんな引っかかるところが同じことに気がつきました。たとえば、この問題です。

『水平地盤反力係数は、杭幅が大きくなるほど大きい値となる。⇒✖️』

「水平地盤反力係数 = 地盤の強さ」と間違えた考え方で覚えてしまうと、何度解いても引っかかってしまいます。「水平地盤反力係数は、加えられた力に対して、土がどのくらい動くかの関係をあらわすので、土の変位量で、水平地盤反力係数は変化してくる。→ つまり、加える力(水平力)が一緒でも、杭幅が大きいと、変位が大きくなるので、水平地盤反力係数は小さくなる。」という思考回路で、問題を解かないと、正解にたどりつかないというわけです。

✳︎図は『TACの井澤式比較暗記法』より抜粋


f:id:emicocolo:20170506104159j:plain


今回のような「構造」や「環境・設備」に、このような系統の問題が多く、いったん覚えると、なかなか忘れにくいのですが、自分なりの誤った解釈でインプットしてしまうと、不正解のルーティンから抜け出すのに、時間がかかってしまいます。そういう意味でも、合格された受験生の解き方を知ることは、プラスになるのです。

今から考えると、市販の7年分の過去問だけでは、合格基準点にたどり着けなかった理由がよくわかります。7年分暗記するだけだと、少し文章をひねられると、正答を導けない可能性が高いのです。しかし、さらに古い過去問を解くことで、繰り返し出題されている問題やキーワードを見抜きやすくなり、しかも合理的に覚えることができるのです。
✳︎私は学校で配布された、2017年度版・学芸出版社のキーワード別過去問と合わせて、2011年度版・日建学院の分野別厳選問題集を、主に使っています。


自分が気になっている細かい疑問点は、過去問で潰していくのが一番ですね。参考書だと、解説の中の細かい部分が気になり、それにとらわれて注意力が散漫になってしまい、前に進まないからです。過去問が参考書としての役割も果たしてくれるのですね。今日は「法規」と「構造」の通常授業。来週の土曜は「法規」の法改正のポイント、再来週は「構造」の文章題の講習会も受けるので、思考のクセを矯正できるといいなぁ。ルーティンをうまく活用したいです。

最後に、「ふじようちえん」を設計された、手塚貴晴さんの言葉を。TEDxKyotoでスピーチされたときの躍動感はいまだに忘れられません。
「ご存知かとは思いますが、私たち夫婦、手塚貴晴・由比はいつも、それぞれ青色と赤色のものを身に付けています。私がいつも同じ青いシャツを着ているものですから、汚いのではないかと言う人がたまにいますが(笑)、実は100着以上同じものを持っているので、戸棚の中にはたくさんの青いシャツがあります。同じように、うちの奥さんもたくさん赤い服を持っています。ある時、夫婦の共有物は黄色にしようと決め、黄色の車を購入し、さらに、長女の色が黄色になりました。次に、息子ができたので、息子も黄色にしようと思っていたら、三歳になった長女が自分の色を取られるのが嫌だと言うので、息子の色を緑にして、青、赤、黄、緑の、色とりどりの家族になりました。」
✳︎写真は「ふじようちえん」です。(手塚建築研究所のHPより抜粋)
【問題】
ふじようちえん(東京都立川市)は、屋内の間仕切壁が少なく、引戸の多用により屋外ともつながる広々とした空間の上に、自由に走り回れる円環状のウッドデッキを設けた屋根がある幼稚園である。
(一級計画:平成23年No.16)
■解答 正

f:id:emicocolo:20170506102214j:plain

疲れたときの一杯

あと2日で、海豆研究所の博士いわく学科ウキウキウィーク(GW)が終わります。昨日は勉強をやり終え、あまりの空腹にフラフラで、立ち上がると、足はもうガクガクでした。私にとっては、運動以上にエネルギーを使うようです。というか、今まで全力でやれてなかったんだということに気がつきました。これまでを振り返ると、悔しい気持ちもありますが、スタバにいると、店員さんが温かく声をかけて下さるので、気持ちの切り替えも早くなり、前向きになれてよいです。建築は「想像・創造」を生業としていますからね。気持ちのコントロールも、一級建築士になるための訓練だと思うことにしています。

法令集をしばらく開いていなかったからか、昨日は朝からなかなかエンジンがかからず、気持ちだけが空回りの状態だったんです。けれど、「このままだと雪だるま式に焦りが倍速するのは目に見えている。とにかく少しでもやるしかない。」と、建築基準法以外の後回しにしていた問題を中心に取り組み始めました。解いているうちに、少しずつカンが戻ってくるものですね。今日もこの調子でやっていきます。休憩中にブログ「トトがんばる」を見つけました。合格者の方のペース配分がわかるし、日によっては、分野ごとの解説も書かれてあり、参考になります。コーヒーをgbgb。https://dototobest.blogspot.jp/2015/05/?m=0

ゴール地点の見直し

やっとこさ今日からスッキリした気持ちで『法規』に取りかかれることになりました。予定より大幅にズレたスケジュールになってしまったのは、自分で見積もっていたよりも、実際には集中力・理解力・記憶力がなく、過信していたからだと実感しています。こんなにもペースが遅れていることを考えると、ゴールを試験当日(7/23)ではなく、6月末に設定した方が良さそうです。直前になると、今よりも焦って、さらに勉強の効率が下がると思われるからです。

それと、学習してもどんどん忘れていくことが当たり前だと考えると、どれだけめげずに、興味を持って、フォーカス・ポイントを意識しながら、効率よく復習できるかにかかっています。

エビングハウス忘却曲線」に学ぶ、劇的!記憶力アップ術


復習の間隔が空きすぎていたのだなぁ。つまり、やりっぱなしになっていたんだなぁと。そして、直前期に総復習できるまとめノートも必要になってくるなぁと。かといって、作る余裕もないし… となると、いかに自分に合った解説付きのサイトを見つけるかだなぁというのが、今回得られた収穫かもしれません。他の受験生もみんな大切な味方ですね。これで、計画倒れよ、さようなら。

じつは、最後の頼みの綱は、全日本建築士会のDVD導入講座でお世話になったS先生のサイト『アーキタイプラボ』です。構造力学の計算問題はこれを活用して、復習していくことにします。さらに、構造の文章題にも不安があるため
第3土曜には『合格物語』の講習会にも参加することにしました。どのような方法でアウトプットをするのかを学んできます。
定番になりつつある、今日の気になるツイート。どこに行っても、店員さんそれぞれの心配りがステキです。机に向かっていても、何をしていても、人間力が問われますね。あっ、そう、わが家の洗濯機が、今日新しくなります。急に動かなくなりまして 笑 。気持ちを新たに、今日も初々しく、素直なこころで!

教育的ウラ指導

じつは、いまだに「法規」の勉強を後回しにしています。「施工」のやり残しも気になってくるし、とにかく過去問に手をつける気になれないのです。これが2巡目のしんどさなのかもしれません。全範囲を時間をかけて取り組んで、手応えを感じていたのに、何となくはわかっていても、重要な用語や数字がうろ覚えで、問題にことごとく引っかかってしまうのです。なんとも言えないガッカリ感。けれども、ここでスランプだと言い訳をして、逃げたくないよ〜。机に向かうよりも、コーヒーをグビグビ。『教育的ウラ指導』のブログに何かこの状況を乗り切るヒントがあるかもしれない!そう思い、カテゴリー検索してみると、「一問一答(255)」がありました。これが大当たり。過去問と解説が出ているのですが、要点がうまくまとめられていて、どこがフォーカス・ポイントかがわかり、とても読みやすい!!いかに過去問とうまく付き合えるかにつきますね。

さらに「施工」は『1級建築士資格取得支援ぶろぐ(https://ameblo.jp/toorisugarinoneko』もかなりおススメです。実際に受験勉強された方が、過去問の分析をされているので、効率よく学べます。現場の知識を交えながらなので、記憶に残りやすいです。 これらを昼過ぎから読み始めたのですが、音声や動画も出てきて、だんだん楽しくなり、気がつけば、外は真っ暗になっていました。これがきっとフロー状態なのですね。以前にここで取り上げた『TACの井澤式比較暗記法』とを照らし合わせると、ますます理解も深まります。バラバラに覚えていた内容につながりが出てきて、久しぶりに達成感もありました。

ウラ指導によると、本番で点数を稼ぐためには、①知識があれば得点できるとは限らない。②頻出問題ほど視点が固定化されてしまい、判断を誤りやすい。この2点を意識しておくことが重要なんだそうです。そこで、「○ ×での即答」をやめて「思考のプロセス」を丁寧に描き出すことをしてみる。それによって、フォーカス・ポイントをズラされた問題(知識としては簡単なのに正答率が低い問題)を得点できるようになり、ケアレスミスも少なくなる。結果として「取りこぼし」も減るんだそうです。

実際の過去問を通して、一連の流れを体感すると、勉強ってただやみくもにやるのではなく、コツをつかむことが大切だなと。膨大な量の知識の暗記はかなり厳しく、かといって理解に至るまでに挫折してしまいそうでした。そういう意味では、これから読もうとしている『合格物語』のWeb講義も私には合っているのだと思います。今はネット環境もあるので、勉強もカスタマイズしていけるからいいですね。ちなみに今日はドト勉です。ホットミルクでほっこり。

「法規」のGW特訓

昨日は勉強が思うように進まなかったので、思いきって、場所を変えてみたのですが、環境を少し変えるだけでも、かなりリフレッシュできました。そして、冷えと空腹を解消することは大切ですね。慣れてくると、ダラダラしてしまう!楽な方向に行ってしまいそうなので、今月は日曜の学校以外にも、土曜の第2週に法規のウラ指導講習会、第4週に総合資格学院の全国オープン模擬試験を受けようと、先ほど申込を済ませました。6月に今通っている全日本建築士会の模試もあるのですが、早いうちにアウェイでどれだけの実力が出せるのか、打ち砕かれるのを覚悟で、今の自分の立ち位置を知っておこうと思ったからです。インプットして勉強した気になっているのは、一番ヤバいなぁと。模試が終わる頃には残り2ヶ月弱。結果次第でまだギリギリ軌道修正も可能なので。このブログで模試の結果も報告します。

考えてみれば、一次の学科試験を受けてから、二次の製図試験まで2ヶ月半しかないのです(学科試験の結果が出てからわずか1ヶ月弱)。学科試験に合格したら、製図試験は3回目まで学科免除で受けられるとはいえ、一年目で受かろうという勢いがないと、なかなか厳しいのは過去に経験済みです。しかし、今から学科試験よりも短い準備期間で、6時間半ぶっ通しの製図試験に挑むのですからね。今から心身ともにタフさが求められます。今日からGW特訓として「法規」を集中的に取り組むわけですが、金曜まで分野別問題集を、土曜に三年分の過去問を、時間を計って解いてみようと思います。時間を見積もることって、なかなかむずかしいですが、きわめて重要ですね。法改正もあるから、気をつけないと!

船の向かう先

5月に入り、GWに突入しました。先月は何かとドタバタでしたが、今日ひと息ついて、無事願書も郵送できました。受験資格が以前よりも厳しくなったからなんですが、とにかくホッとしています。よし、気持ちを切り替えよう!今まで通っていたドトールの冷房が効きすぎて、勉強に集中できないため、思いきって昨年末に新しくできたJRの駅ビルにあるスタバにやってきました。この時期にかかわらず、空いていて静か。しかも照明が明るくて、勉強するにはもってこいです。ここなら定期で通えるし、気合いも入りました!!

今までの下積み期間があるとはいえ、これから試験当日まで、どれだけ集中力を持続できるかにかかっています。4月末までに終わらせようと思っていた過去問ですが、「施工」の一部と「法規」が残ってしまいました。そこで、今日までになんとか「施工」を終わらせて、明日から「法規」の過去問7年分を一気に解いて、法令集を引く感覚を取り戻そうと思います。「法規」は配点が高いうえに、試験時間が短く、時間との戦いになるので。それと、毎朝「構造」の計算問題を5問解くことを日課にします。

『まず「1級建築士」を取得すること。それから今の業務を様々な視点から見直し、提案し、事務所の皆さんの意見を聞き、考え、実行していくことではないでしょうか。お金が中心になるコミュニティーにおいても、最終の消費者から価値を認めてもらえないとお金にならないのです。人生においても、他人に価値を提供すること・他人に価値を提供できる自分になること。それが目標だと思っています。一時的に助け舟をいただけても、もっと大きい船でたくさんの人を乗せてあげる。そのような努力と勉強が必要なのではないでしょうか。たくさんの人たちに価値を提供できます。苦しいけれど、「1級建築士」の勉強に取り組んでください。必ずいい結果を生み出せます。期待しています。頑張ってください。」

ポーターの勉強会で発表をして下さった方から、メッセージをいただきました。本当にありがたいです。楽しみながら勉強をしているとはいえ、今年本気で受かりたいので、試験が近づいてくると、やはり焦りが出てきます。何か手をつけていないと、落ち着かないんです。時間が経つと、どんどん忘れていくのがわかっているからです。

私は商店街を中心としたまちづくりに以前から関心があり、地方特産品を出張販売していたことがあります。現場主義なもので。そこで高齢者の方が、自由に買い物ができないことを目の当たりにしました。そのことがきっかけで、ヘルパーの資格をとり、実際介護の仕事をするなかで、"人"の奥深さを知りました。その後学校に通い、ガイドヘルパー介護福祉士社会福祉主事の資格をとりました。利用者さんとの関わりの中で、介護記録を書くのですが、そこには介護(医療・福祉)従事者が支援・介助するプロセスのなかで積み上げてきたエビデンスがたくさんつまっています。

そういう経緯から、「どういうところが不便?」「高齢者の体力って?」「赤ちゃんから高齢者、そして障がいの有無にかかわらず、みんなが快適にすごせるようになる住環境って何だろう?」とあらゆる角度から"人"について知ったうえで、まちづくりにおいても考えていけるとよいなと思うようになりました。日本福祉大学のキャッチコピーをお借りすると、「福祉のスペシャリスト」としての一級建築士を目指したいなと。特にみなさんの外出機会や社会参加に関心があるので、住環境整備に携われる仕事ができればと思っています。久しぶりに過去のFacebookの投稿を読んでみたのですが、当時の福祉に対する、はずかしすぎるほどの熱い思いに、思わず泣けてきました。とりあえず今思ったことを、後から振り返りができるように、ここに残しておきます。