「ステップで攻略するエスキース」
学科試験後の疲れが出たからか、生活リズムが変わったからか、週明けから夏風邪の症状が。ようやく本調子に戻りました。一昨日はTACの課題の概要説明の動画をチェック。やはり、井澤先生の解説は的確でわかりやすいです。(「学科試験の直前期の勉強法」の動画の内容を実践し、成果が出たので、信頼感があります)
一級設計製図試験「課題の概要説明会」| 資格の学校TAC[タック]
昨日は、製図試験.comが先月出版した「ステップで攻略するエスキース」の解説を含めた講習会があったので、参加してきましたが、自分に合ったエスキスの定石が築けそうで、これは予想以上の収穫でした。詳しい内容については、こちらに追記していきます。
追記:講義にあった、今年度の課題分析はこちらにも書かれてありました。「リゾート」というと、余暇・遊びで来る場所なので、こちらも楽しんでやっていきたいと思います。海なのか、山なのか… ビジネスホテルのような、レンタブル比を考えて、空間を有効に使うプランよりも、ラグジュアリーな空間が出題されるのかな?
↓ ↓ ↓
計画力より対応力らしい
昨日から全日本建築士会の講義も始まりました。B2サイズのケースに入った平行定規を持っての電車移動でしたが、関空からの乗客が多いこともあり、さほど目立つことなく、久しぶりに新大阪へ。何よりも体力が大事ですね。会場に着き、久しぶりに先生方と再会。第一声は、「(学科)試験ビックリしたやろ!」でした。まぁ、たしかに、ここでも書いたとおり、頭が真っ白になりましたから 苦笑。
授業ですが、製図試験2年目以降の方と合同で行われました。まず、先生が取り上げたのが、今年の要求図面にある配置図についてです。なんと配置図(1/200)は、昭和30年代以降、出題されていないようです。「すべての図面がA2の解答用紙におさまりきらないと予測すると、別にA4用紙に書くことになる可能性もある。」と先生はおっしゃっていました。「敷地が広く与えられ、外構計画を立てるのではないか、マイクロバスの駐車スペース、バンガロー的な離れも書くのではないか」など余談で話されていました。このように、情報が錯綜しているのですが、学科試験と同様、アウトプットをする際に、まずは過去問をチェックして、ローカルルールを知っておく必要があるなと思いました。
試験内容の基本事項については、さすが全日本建築士会!テキストがとてもわかりやすいです。ちょっと目を引いたのが、「試験内容の見直しにより、相対的に受験生に負担が増えすぎることへの懸念から、課題対象の建築物は、あまり機能の複雑なものではないものとする… 実質的には従前とほとんど変わっていないといえる」です。 さりげなくツッコミが入っていますね。
過去問対策、プランニングに関しては、やはりウラ指導!とにかくこの2冊は熟読します。さらに本屋さんで見た製図試験.comの「ステップで攻略するエスキース」も、この2冊の中間的な役割を果たしてくれそうなので、少し慣れてきてから、読んで確認しようと思います。明日から配信されるメルマガ「合格への逆算」も登録してみました。明日から8月なんですね。
製図試験まであと69日。これから自分に合った勉強法をカスタマイズしていきます。
製図試験に向けて
さて、今日はウラ指導の講習会に参加してきました。課題文の読み取り方、近年の本試験での判断ポイントを解説して下さり、新たな視点が得られました。写真は、平成25年度本試験課題です。こちらをもとに、今年の課題のポイントを教えて下さいました。
今日の講義を受けてみて、以前に製図試験でつまづいた理由がわかりました。フォーカス・ポイントをまったく意識せず、要求室をパズルのように、ただ当てはめていくプランニングをしていたのです。学科と同様、試験特有のルールがあり、出題者が何を求めているのか、その意図を的確につかむ必要がありますね。
講習会の帰りに製図道具を揃えに、画材店に行きました。そこで、テンプレートプラスをみつけました。三角定規とテンプレートが一緒になったものです。思っていたよりも軽くて、ビックリ!しかも、安定感がありそうです。とりあえず気になって買ってみましたが、厚みがあるので、柱を書くのに、実際に便利なのか、明日試しに書いてみます。
- 出版社/メーカー: VANCO
- メディア: オフィス用品
- クリック: 2回
- この商品を含むブログを見る
追記:受講生の方が、実例を知るのに、「新舞子ガーデンホテル」が良さそうだと教えて下さいました。日帰り温泉も利用できるとのことです。みなさん、本当に優しいなぁ。
24時間自習室を探す
今日は塾の仕事が昼からなので、自習室を探すことにしました。製図の勉強はどうしても音が立ちます。さっそく問い合わせてみたところ、やはり間仕切り壁のある個室タイプがよいとのこと。となると、自動的に全日コースに。空きを調べてみたところ、どこもいっぱいだったのですが、唯一の空きが8月第1週に出るようで、これも縁なのか、製図試験の会場近くの自習室でした。地図で試験会場・職場・自習室の場所を線でつなぐと、きれいな三角形が。それにしても、24時間自習室を借りている人が多いことにビックリです。
平行定規も11年ぶりに引っ張り出してきました。日曜の講義で使うようなので、書くのに支障がないか確認してみます。初めてのトレースはたしか1枚10時間以上かかったような… それを最終的に3時間から3時間半で書き上げるスピードにもっていくんだったかな? 職場の先輩からはとにかく30枚書くんやでとアドバイスをもらいました。来週からスパートをかけたいところなんですが、週末の講義を聞いて、一週間の計画を立てたいと思います。2ヶ月ってあっという間ですもんね。コマ切れ時間にエスキス、まとまった時間にトレース。早いうちに、記述対策もしておいた方がよいのかな?学科試験の時よりも時間管理が重要になりそうです。
ura410 (ウラシドウ) 物語:【製図】初受験の場合,何から始めたらいいの? - livedoor Blog(ブログ)
こなす前に考える
今回、一級建築士試験を目指して良かったと思うことの一つが、「ウラ指導」の勉強法に出会えたことです。5月末の『法規』の講習会で衝撃を受けました。今までは与えられたことをただこなすだけの勉強をしていましたが、問題をどのようなプロセスで解くのか、自らで考える力が必要なんだと。さらに、『構造』『施工』講習会では、難しいという先入観が徐々になくなり、建築そのものの魅力を感じるまでになりました。
資格学校とは違い、ワークショップのような形式で行われる講習会は、とても解放感があります。まわりはみんなライバルではなく、大切な仲間。講習会に出てみてわかったのは、解き方のどこでつまづいているのか、あやふやになっているのかは、他の方とも共通していて、そこを出題者は突っ込んでくるのだということです。
このことをきっかけに、このブログでも、アウトプットしながら、考え方を身につけていくようになりました。何よりも講義を受けてみて、先生方のような一級建築士になりたいという目標もでき、さらに勉強に対する意欲も高まりました。勉強だけでなく、仕事や日常生活においても、この考え方をこれからも大切にしていきたいです。人生は日々勉強ですからね。
追記:森 絵都さんの「みかづき」で展開される教育論にもリンクしていて、面白いです。
学校では順位を争い 蹴落としていくような競争心で戦い 仲間がいる方が無駄だとまで思った時もありました。でもウラ指導は違う。
— panda (@18Chisako) 2017年7月26日
出題者とのコミニケーションが問われる以上必然的に色々な考え方に触れる必要がある。
今週末もウラ指導から
ボーダーとなった学科受験生からの相談メールが例年以上に多い.毎年,「ボーダーだからこそ製図勉強を始めましょう」と回答しています.どんなピンチを迎えたとしても1%でも望みがあれば,それを信じて諦めない.それは,あらゆる成功者が経験したことのある試練でもあります.#一級建築士試験
— 荘司 和樹 (@penzo410) 2017年7月24日
南紀白浜 椿温泉のデザイン旅館に宿泊 | 海椿葉山 UMITSUBAKI HAYAMA
ベネッセハウスにも泊まってみたいなぁ。← また脱線しちゃいました。ベネッセアートつながりで「犬島精錬所美術館」が今年の学科試験で出題されました。産業遺産に興味があったので、これはバッチリでした。いつか行きたいとよく写真を眺めていた、「ストックホルム市立図書館」(グンナー・アスプルンド設計)も新問として出題され、出題者のセンス、素敵だなと思いました。(すべて正当枝でした。本番でそれくるか!と)
学科試験合格!?
じつは、ようやくゆっくりした時間がとれたので、先ほどTACの解答速報で、得点を出してみました。そしたら、初っ端の『計画』が足切りにかかっていないことがわかりました。計画12/20点、環境・設備12/20点、法規24/30点、構造24/30点、施工18/25点で、総合点が90点でした。TACによると、今年は合格最低ラインが90点だそうです。となると、(マークミスがないか、何度も確認をしたので)ギリギリですが、合格している可能性が高いです。もう涙、涙です。前川國男邸が「江戸東京たてもの園」にあったことを思い出せたことが、こんなにも大きい光になるとは。
こうやって見てみると、やはり『計画』と同時に行った、『環境・設備』もメンタルの影響がもろに出ましたが、その気持ちを午後に持ち越さなくてよかったです。それに、難しいと言われていた『施工』で、ここまでの点数が取れたのが予想外でした。最後の追い込みもやはりやっておいてよかったです。「許容差」の選択肢では、迷いなく答えることができましたから。週末はゆっくりしようと思っていましたが、よし、これから製図試験の道具の準備をしなければ。とにかく一次試験の合格発表まで、受かっていることを信じて、全力で取り組みます。