きょうのエスキス

一級建築士試験、R2学科復活合格。製図が鬼門。R3は自分に負けない年にする!じんわり日々の振り返り。

ゾーニングとコアの関係

空間構成の重要性を見直して、ゾーニングとコアの関係をまとめようとしていたら、ハッとさせられるツイートを目にしました。(学科のときから、ネットをチェックし、勉強法を探っています。)

管理・共用・宿泊ゾーンを色分けすることは、今までにも言われていたことですが、アンテナを張っていると、新たな視点が見えてきますね。同じ課題を解いた受講生の方々のゾーニングを見てみると、これだけのパターンがあるのかということと、なんとなくですが、コア(吹抜けを含む)の位置に規則性がありそうだなと。これからは、エスキスを強化して、毎晩寝る前に記述の暗記をがんばります。記述は、学科の「施工」のように、やはり追い込み勉強になりそうです。

緊急避難所としての宿泊施設

ちょっと気になる記事を見かけました。今年の学科試験の「計画」で、防災(災害時)に関する問題が出ていたので。ちなみに、問15で、1「指定緊急避難場所」2「基幹災害拠点病院」 3「借上型仮設住宅・みなし仮設住宅」4「建設型仮設住宅」、選択肢すべて新出ワードでした。

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http://www.mlit.go.jp/kankocho/news06_000262.html

階高4.5m以上の階段

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階高4.5m以上の階段がいまだにあやふやなため、日建学院の本を見て、方眼ノートに書き写しています。ちなみに、バリアフリー法の円滑化誘導基準(幅150cm以上、けあげ16cm以下、踏面30cm以上)で覚えます。真ん中が吹抜けのパターンは、慣れていないと、床面積の計算で引き算をし忘れるおそれがあるので、このパターンで乗り切ろうと思います。階高4mをベースに、階高4.5mは下階を3段増やす。階高5mは踊り場までの両端を1段ずつ(2段)減らし、一回転半する。ということは、踊り場がちょうどキリの良い2mになるなぁ。階高6mは、踊り場の両端をさらに150mm増やし、10段書き、二回転する。説明がうまくできなくて、すみません。自習室で煮詰まったので、お昼休みにドト勉でした。前回取り上げた、「satoメモ」ブログでも、階段についてまとめられています。

 

 

エスキスのエラー抜き

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昨日は、少し疲れもあって、勉強の成果が出ていないなと、ちょっと凹んでいました。そこで、製図板からいったん離れ、気分転換に100均ショップへ。カラフルな商品が多くて、見ているだけで楽しくなってきますね。今回は過去問用のA4ファイルとパーツ書き用の5mm方眼ノートを購入。それから自習室に戻り、ウラ指導の過去問題研究講座のPDFデータを一気に印刷しました。どんどんプリンターから出てくるのを見ているだけで、なんだかスッキリしました。やっぱり紙ベースの方が見やすいですね。

ブログを読み直し、今までちょっとしたミスだと思っていたことこそが、合格プランから外れるポイントだと気づきました。「製図試験のウラ指導」の本に掲載されている標準解答例、講座の中の模範解答例は、作図表現がわからない時はもちろんですが、コアのパターン、メイン・管理アプローチとコアの位置関係、管理動線(サービス用駐車場⇨通用口⇨厨房)も見ていこうと思います。また、作図する上でこれらのヒントになるのが、先日届いた、製図試験.comのパーツ集。弱点が見えてくると、このパーツ集が最強のアイテムに思えてきました。方眼ノートに書きこんで、手が勝手に動くくらい、カラダで覚えていこうと思います。

今年の課題は、斜面地で高低差があるので、南入り、北入りになると思うのですが、アプローチをどこから確保するのかが、ポイントですね。私の場合、管理ゾーンの位置があやしい。。。管理アプローチから厨房、そして隣接する広い空間のレストラン。レストランはエントランスホールともつながっています。そうなると、コアや吹抜け、天井の高い要求室の位置はある程度限定されるんじゃないだろうか?全部つながっているんですね。って、あれっ、もしや… わかりましたよ。要求室の条件を満たすことばかり考えて、「建物の配置計画」をおろそかにしていました!!ふーっ。

サブコアのパターン

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いきなりですが、管理部門のコア(EVと階段)をご覧ください。ちなみに、X方向が6M、Y方向が7Mスパンです。今さらではありますが、このパターンありだったんですね。管理用エレベーターの最小は×2.5Mだったのですね… それと、宿泊室を計画する階では、宿泊客からサービスEVが見えないように配慮しようと思います。

配置図で気をつけること

今年は配置図が出題されますが、気をつけておくことを箇条書きにしたいと思います。学科のときからそうなんですが、アウトプットしながら、インプットすると、エピソード記憶として定着しやすいので、このブログを活用しています。さらに、移動時間の長い私にとっては、繰り返し見直しもできるので、重宝しています。

特記事項を読み、図示するかチェック

・パラペットライン… しっかり描く

・塔屋 … 忘れないようにする

・建物周囲のレベル差を明記

・外壁の中心線から敷地境界線までの位置を明記

・南北で高低差がある場合は、スロープなのか階段なのかを明確にする

・勾配屋根の場合

    樋を明記、設備機器の配置に配慮

    軒の出の寸法、最高高さ、棟の位置を明記

ウラ指導の過去問題研究講座が思っていた以上のボリュームと内容の奥深さに、びっくりしました。掲示板も少し読みましたが、作図の表現の仕方など、わからないところが質問者と共通していて、とても勉強になりました。過去問の課題文と標準解答例は、本にも掲載されていますが、さらに細かく分析されています。かなり遅い時期ではありますが、思いきって、申し込んでみてよかったです。

あいまいなエスキス

今日は学校(全日本建築士会)で、課題にチャレンジしましたが、エスキスがあいまいだったため、大幅に時間をロスしてしまいました。今回は課題文を読み、難しそうだと感じたので、時間短縮のために、いつも書いていたプログラム図を一部省略し、要求室のボリュームチェックと階振りを行うことに。(縦長の敷地の北東側に高さ12mの既存樹木があり、それを避ける形で計画します。)2階の宿泊部門からプランニングに入り、意外と早くエスキスができました。ゆるゆるでなく、ゾーニングもばっちり。しかし、ここで大きな落とし穴が。

課題文を読み直すと、地上1階のエントランスホールに吹抜が。2階の宿泊部門が、廊下係数の大きい、いつものゆるゆるのプランなら、うまくおさまるはずでしたが、入らない。スパイラルはまだまだ続きます。吹抜を作るとなると、コアの位置を変える必要がありました。すると、諸々の要求室がおさまりきらない。レストランの階振りを誤ったのか?と思い、地上1階から、地下1階の南側に。そのため、地下1階の南側にあったラウンジや娯楽室を二重壁で閉ざされた北側に追いやる形に。ここで、ジ・エンド。今までの積み上げがすべて台なしに。

じつは、最大面積の出し方を誤ったのです。つまり、地上1・2階のウツワが小さかったのです。車回しの外構計画に慣れていたため、セットバックし過ぎたのです。もう一コマ分とれていた… そこにさえ気づけば、軌道修正にそれほどの時間はかかりませんでした。(そもそも王様であるエントランスホールの吹抜を重要視していないことがアウトですね。)しかし、どのプロセスでおかしくなったのかを見誤ると、プランが破綻してしまいますね。今回はとてもよい勉強になりました。さらに付け加えると、床面積の合計の範囲を満たすために、地下1階が大きくなり、総3階建のようになってしまいました。機械室がめちゃくちゃ広い。これでは、最小限の造成という設計条件も満たされていません。後で解答例を見ると、初めのプランニングと位置関係がほぼ一致していました。部分最適よりも「全体最適」だと、ウラ指導で教わったことが改めてよくわかりました。

製図の勉強を始めた頃は、何がなんだかわからない状態でしたが、時間をかければ、プランや作図の精度は上がってきました。過去に受験したときは、プランニングはただパズルを当てはめているような感じでしたし、作図もただの丸暗記で、意味をまったく理解していませんでした。もうひどすぎました。今年も初回のエスキスは、廊下がガタガタで、先生もかなり引いていました。が、今日の添削後、「あとはスピードアップだけやな。今ならまだ間に合う。」と声をかけて下さいました。ふー、やっとスタートラインに立ったところです。

ここからが正念場。学科試験の合格発表後から課題が難しくなるというのはこういうことかぁ。エスキスがあいまいだと、作図もものすごく時間がかかりますね。逆にエスキスがきれいにまとまると、作図スピードが上がるということも前々回に体感しました。エスキス、記述、作図のバランスを考えながら、引っかかっている部分を細かく切り分け、攻略していきたいと思います。以上、きょうのエスキスでした。

一級建築士製図試験エスキス手順!スピードアップのコツも! | ロバ耳日誌