きょうのエスキス

H29一級建築士製図試験を終えて、また一歩踏み出します。じんわりと日々の振り返り。

意識はアートだ

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先日、大阪のオフィス街、堺筋本町にあるベルギー料理屋さんで、マチコさんと初めて2人でお食事することになりました。マチコさんは、絵画・造形教室を開き、アートを通じて、障がいを持つ子どもたちの感性を育てる、発達サポートセンターを運営されています。そんなマチコさんとは、映画『HAPPY』の自主上映会がきっかけで、3年前に知り合いました。その上映会に参加されていた方にエンパワーされ、アメリカ・オーランドで行われる心理教育プログラムを受けることになり、宿泊先のホテルで同室だったのが、マチコさんでした。

芸大を出ているだけあって、私よりも20歳ほど離れているのですが、おしゃれから生き方まで洗練された印象で、とにかくカッコいい。ほとばしるパッションも伝わってきます。それなのに、気取りがなくて、親しみやすく、一緒にいると、場の雰囲気が和み、明るくなります。じつは、コースに途中参加だったため、一人で現地に向かうことになり、その間ほとんど日本人と遭遇することがなかったのです。部屋のドアを開けたとき、マチコさんたちを見てホッとしたものです。一緒にワークをしたり、まるで合宿みたいだったので、たとえ会わなくても、今でも深くつながっている感じがします。

最近、私が大好きな藤森照信さんが新しく設計した、岐阜・多治見のモザイクタイルミュージアムの記事をfacebookでシェアしたところ、マチコさんからコメントが返ってきました。そこからどんどんヒートアップしていきました。

マチコさん(マ):「行きたい!やっぱりね 藤森さんか たんぽぽハウスくらいから知って 彼のコンセプト大好き。」

モーリィ(モ):「私も行ってみたいです。藤森さんの建築には自然が宿っていますね。巣づくりしてる感じが好きです。これを見て、浜松の秋野不矩美術館を思い出しました。」

マ:「そう!一緒に行って 盛り上がりたいわー 秋野不矩さんは現役の教授だったころ 少しだけど お話して 浦島太郎の絵本頂きました。もちろん秋野不矩美術館は踏破しておりやす!」

モ:「秋野不矩さんと交流があったとは… マチコさんの母校にいらっしゃったのですね。浦島太郎というのがまたいいですね。藤森さんからのつながりはすごいです。昆虫好きの友人に養老孟司さんの別荘を、トマソン好きの友人には赤瀬川原平さんの家、ニラハウスを教えてもらいました。話し出したらとまりませんね。一緒に盛り上がりたいです」

マ:「たんぽぽハウスもニラハウスも赤瀬川原平も!盛り上がるしかない!マジできっと連絡するね」

この2日後、ベルギービールで乾杯することになろうとは!ほろ酔い気分で、藤森さんの作品の話に。建築というと、クールで無機質な印象を持たれがちですが、私が好きなのはむしろその逆。人工物と自然のつくったものとがお互いに引き立てあって、いい調和を保っている。そんな土着的な作品に愛着を感じるのです。「長屋をリノベーションしている職人さんから、珪藻土を使った自然塗料を教えてもらい、それを配合して、壁面に絵を描くこともあってね。藤森さんの考え方にふれたことでインスパイアされたねん。」とマチコさん。さらに話は弾み、「建築、美術、音楽、文学の根底には思想がある。私はアール・デコが好きなんだけどね。私たちが何かに接した時、まずは表面しか見えていない。一つの面しか見えていないということを自覚することが大切やね。本質を捉えないとね。」と。話していたことのほんのわずかしか表現できないのが、悔しいです。これから、意識をもっと探究していこう!焦らずぼちぼちとね。

写真は、コロカルより抜粋。

http://colocal.jp/news/75360.html