塑性域の保有水平耐力計算
今日のお昼休みの読書は法令集。『法規』だけではなく、構造強度や構造計算のところは、『構造』のテキストとしても活用しています。以前に、耐震計算ルートをまとめていたのですが、そのときの補足です。Wikipediaの『耐震基準』のなかで、「保有水平耐力」が出てきました。
保有水平耐力
「許容応力度等計算」という構造計算法においての二次設計に用いられる耐力。非常に大きな力を受けた場合、各部材は「弾性域」と呼ばれる復元可能な領域から「塑性域」と呼ばれる歪みを残留する領域に順次移行するが、それらが蓄積して、ある階を崩壊に至らしめるような水平力が存在する。これを以ってその階の保有水平耐力とする。どのような崩壊形を以って崩壊とするか、またその解析法についてはいくつか用意されており、同一の構造でも設計者の方針によって異なる数値となることがある。実務上では構造解析プログラムを用いて算定されるのが殆どである。
これって、もしかして、、、
応力-ひずみ曲線ですね!!
「弾性域」… 一次設計の許容応力度計算
「塑性域」… 二次設計の保有水平耐力計算
イメージって大切ですね。図:日経BPネット