2017-06-30 地震力のまとめ 一級建築士試験 学科 法規 学科 構造 『構造』と『法規』は配点が高いので、しっかり学習していきます。「風圧力」が来たら、次に法令集に出てくる外力は「地震力」です。 地震層せん断力=Ci×その階以上の重量 Ci(i層の地震層せん断力係数)=Z × Rt × Ai × Co 「ずるっと、アイコ」で覚えています。 この問いが出ると、aikoさんの顔が浮かんできます。 ① Z:地震地域係数 ⇒ 地震大1.0〜地震小0.7(沖縄) ② Rt:振動特性係数 ⇒ 固有周期と地盤の振動特性とによる低減係数 周期が長く、地盤が硬いほど小さい。 ③ Ai:高さ方向の分布係数 ⇒Ai分布は上階ほど、周期が長いほど大きい。 ④ Co:標準せん断力係数 ⇒地震の規模で定まる係数 RC=0.2以上、S造=0.3以上、保有水平耐力=1以上 ここから『構造』の過去問の要約です。↓↓↓ ⑴地震力 ・設計用一次固有周期Tが長い場合、第一種地盤より第三種地盤のほうが建築物の地震力は大きくなる。 ・地震層せん断力係数Ciは、設計用一次固有周期Tが1.0秒の場合、第一種地盤より第三種地盤の場合が大きい。 ・第二種地盤で設計用一次固有周期が0.6秒以上の場合、高層建物ほど最下層の地震層せん断力係数Ciは小さい。 ⑵地震層せん断力係数 ・地震層せん断力係数の高さ方向の分布を示す係数Aiの値は、建築物の上層ほど大きくなる。 ・建築物の地上部における各層の地震層せん断力係数Ciは、最下層における値が最も小さくなる。 ⑶ある層の地震層せん断力 ・ある層(i層)の地震層せん断力は、地震層せん断力係数Ciに、i層以上の全荷重の総和を乗じて求める。 ・地下の地震層せん断力は、地下の全荷重に水平震度kを乗じた地震力と、地上から伝わる地震層せん断力との和。 (4)振動特性係数 ・第一種地盤で、建築物の設計用一次固有周期Tが長い場合、振動特性係数Rtの値は、Tが長くなるほど小さくなる。 (5)標準せん断力係数 ・地震力の標準せん断力係数Coを計算する場合は、許容応力度計算0.2以上とし、必要保有水平耐力1.0以上とする。 (6)地震地域係数 ・地震地域係数Zは、その地方における過去の地震の記録等に基づき、1.0から0.7までの範囲内で定められている。