きょうのエスキス

一級建築士試験、R2学科復活合格。製図が鬼門。R3は自分に負けない年にする!じんわり日々の振り返り。

鉄筋コンクリート構造のまとめ

ついに試験まであと20日となりました。今日から朝型に切り替えます。モーニングしながら、引き続き今までの復習を行います。今回は、鉄筋コンクリート構造の一問一答で引っかかった問題をピックアップし、整理していきます。

 
★考え方を理解していなかった問題
 
『鉄筋コンクリート構造の剛性率・偏心率を算定する場合、腰壁や垂れ壁などについては、コンクリート打設後の収縮亀裂などを考慮して、その剛性率を1/3に低減することができる。』⇨ ×
 
鉄筋コンクリート構造の剛性率・偏心率を算定する場合、腰壁や垂壁の剛性を低減して計算すると、せん断破壊に対して危険側の評価となることがあるので、その剛性を考慮し、低減してはならない。
 
★数値をあやふやに覚えている問題
 
『壁式鉄筋コンクリート造の建築物において、耐力壁の実長を有する部分の高さの30%以上となる値として、30cmとした。』⇨×
 

耐力壁の実長を、45cm以上、かつ、同一の実長を有する部分の高さの 30%以上であるため、45cm以上とする。

 
『耐震壁の付帯ラーメン(耐震壁の四周のラーメン)のはりの主筋の算定においては、床スラブ部分を除くはりのコンクリート全断面積の割合を、0.4%とした。』⇨ ×
 
耐震壁の付帯ラーメン(耐震壁の四周のラーメン)のはりの主筋の算定においては、床スラブ部分を除くはりのコンクリート全断面積に対する主筋全断面積の割合は、0.8%以上としなければならない。
 
『温度応力及び収縮応力が生じる床スラブの配筋については、床スラブのコンクリート全断面積に対する鉄筋全断面積の割合を0.3%とした。』⇨ ○
 
『鉄筋コンクリート部分の許容せん断力は、せん断補強筋比が0.6%を超えたので、0.6%として算出した。』⇨○
 
『柱・はり接合部の柱の帯筋の間隔は、隣接する柱のせん断補強筋間隔の3/2倍とし、接合部のせん断補強筋比は、柱のせん断補強筋量に応じて、0.2%とした。』⇨ ○
 
以前に取り上げた問題の新たなパターンです。

 

★知識不足で迷った問題
 
『鋼杭の腐食対策の一つとして、防錆塗装を行わず、腐食しろを見込んで、杭の肉厚を増す方法がある。』⇨ ○ (防錆塗装するんだったかな?)
 
★読解力不足で解けなかった問題(とりこぼし)
 
『変形性能を高めるために、耐力壁の破壊形式を、基礎浮き上がり型にならないようにした。』⇨ ×
 
変形性能を高めるためには、基礎浮き上がり型(壁がせん断破壊する前に基礎を浮き上がらせる)とする。