きょうのエスキス

一級建築士試験、R2学科復活合格。製図が鬼門。R3は自分に負けない年にする!じんわり日々の振り返り。

停滞期を乗り越える

試験まで1ヶ月を切りました。スランプをなんとか脱して、メンタル大丈夫!と思った矢先に、台風の影響で停電やら、家の修復やらで、物理的に勉強がしづらい状況になり、あっという間に、大切な3週間が過ぎ去ってしまいました。けれど、私にとって、この停滞期は、わるいことばかりではありませんでした。

 
①ふだんの生活も、優先順位をつける。
②勉強する場所を選ばない。
③手の施しようがないものは、いったん置き、今できることから取りかかる。
 
これらが強化された気がするからです。ちょうど難しい課題が出された時期で、提出期限もあるので、落ち込んでいる場合ではないなぁと。そこで、停電中の自宅でもできること、移動中にできること、自習室でやるべきことに分類して、取り組むことになりました。(暗がりの自宅に1時間以上かけて帰るのは、体力的にも限界があるなと。期限に間に合わせるために、職場近くのゲストハウスに宿泊して、ラウンジで答案を書いたこともありました。)
 
a. 自宅、移動中
がっちり合格ノートエスキス解説動画を繰り返し聴くことで、考え方をたたきこむ。(通電してたら、ウラ指導テキストも読んでたかと。)
b. 自習室
その考え方をエスキス・作図でアウトプット。
 
「ただでさえ制約があるのに、いろいろと手を出すと、空回りしてしまう、自分に合った戦い方をしよう」と、この停滞期に考えるようになりました。他の人と比べても仕方がないと。そこで、エスキス手順整理に焦点をしぼりました。手戻りのないエスキス、同じミスを繰り返さないための対策を、動画を聴きながら、意識づけしようと考えました。空間構成の検討を効率的に進め、かつ重要条件を落とさないために、必要なことを探る作業です。大枠を外さない!!本試験課題対策としては、ウラ指導さんの受講生フォーラム(掲示板)を確認する程度にしていました。
 
考えてみたら、一つひとつ区切りをつけて終わらせるのも良いですが、中途半端にやり残してしまったという悔しさ、モヤっと感が、勉強のとっかかりにもなることがあるんだなと。前回の投稿の続き、次回に持ち越します。

大空間の配置

しばらく更新が途絶えてしまいました。先日の台風21号の影響で、自宅は停電中。友人のサロンに早速おじゃまして、課題の解き直しをしたり、めげそうな気持ちを、なんとか持ち直そうとしています。ただ今回のことで、意外な発見もありまして。夜に限っていえば、電化製品の音、照明器具のない環境は、かなり静かで、月明かりもきれいに見えるんです。せわしない世界から解放され、よく眠れたので、案外わるくもないなぁなんて。

今回は「大空間の配置」について、私の弱点をシェアしようと思います。じつは、ウラ指導さんでいうところの、【AP/Z】を無視して、いきなりプランニングに入ってしまうのです。特に、今年の本試験課題対策に入ってから、前からのわるいクセが再浮上したといいますか。先日、H14過去問の設計条件に近い添削課題を解いてみました。すると、プール以外に屋上庭園が出てきただけで、ゾーニングがわからなくなり、一からプランニングをしてしまっていたのです。もしや、これが以前指摘された「非効率」の原因かなと思いました。

製図試験.comさんのメルマガを毎朝チェックしているのですが、そこにはこう書かれてありました。

オリジナルな表現や考え方は一切不要です。

なのになぜ毎回プランを考えねばならないのか。

エスキースという言葉に幻想があるからです。

そこで必要な力は、プランニング能力ではなく
1)問題点を把握する力
2)その上で、どのパーツが最適なのかを判断する力
3)ケースにあわせてそれを調整する力
4)ミスがないようチェックする力。
です。まあ、これを製図試験用のプランニング能力と言ってもよいのですが。

一般には
1)問題文を読む
2)その問題文に合わせてプランニングする。
3)チェックする。
でしょう。面積を納めるために新たにプランニングしているだけの方が圧倒的に多いのです。
そうではなくて、読解時に拾った問題点を解決するパーツを思い出して最適化する。という感じです。

続く

学習環境について

今日で8月も終わりですね。講習会で先生が8月で情報はだいたい出揃うから、後はシンプルに考えられるよう、ムダはものはそぎ落としていくようにと言っていたような気がします。9月に入ると、パターンに慣れるために、難しい課題も出るようですが、基本をおろそかにせず、テクニックに走らないようにしなきゃなと。昨年はそれで失敗したので。結局手を動かしていくしかない気がしています。
 
「私の利用している、自治会館は横長で広いので私の指導スペースと区別することもできオススメです^_^」
 
独立して、つむぎという勉強サロンを始めた友人に、声をかけてもらいました。小中学生を対象に、国語をメインに教えているようなのですが、ここで塾生さんに交じって、記述の勉強をすることになりました。ふだん利用している自習室は、社会人の方が大半なので、アウェイな感じで勉強できるのも良いなと。
 
このサロンでは、ドリームツリーを使ったり、相手から勉強以外のこともヒアリングし、時にはプライベートの部分も相談に乗って、積極的にコミュニケーションを図っているようです。
 
「叱咤激励だけでなく、ほめる、しかるなども同様です。まずこちらが信じることが、相手に受け取ってもらうという現実を起こし始められるのです。」⇦ たしかにそうだなぁ。
 
「今年の課題はスポーツ施設みたいですね。まわりに精神的に追い込まれないよう、ほどほどに息抜きしてくださいね。」
 
とにかく、のびのびした環境で勉強できるのが一番ですね。心のスペース、余力がない方が、効率がわるいですね。勉強が手につかず、添削課題の作図が、注意力散漫でボロボロだったので。まわりとほどよい距離感を保つことで、気持ちを安定させ、勉強に集中していれば、もうそれだけでも、合格に近づいているかな、なんて思いました。今ならまだ間に合う。みんなと歩調を合わせなくてもいい。早く気づけて良かったです。
 
 

ククリと動線マーキング

講習会で教わった、マーカーを使って、部門・グループのククリと動線をチェックするトレーニング。今日から始めていきたいと思います。マーキングのやり方は、こちら↓
 
他の受講生答案で実践し、2分以内で,チェックできるようにする。すると、美しいプランとそうでないプラン(=チェックしづらいプラン)の違いが見えてくるから、そうなるとプランニング力やエスキス力も向上するよと、ペンギン先生からアドバイスをいただきました。
 
徹底して、マーカーで色塗りを繰り返しておくことで、本番で逆にマーカーでの色塗りを想定した形で、エスキスを進められるようになるから勝てる、初受験一発合格者にはこの指導を徹底しているとのことでした。


また、全体的な立体構成を言葉で説明できるようにとのことなので、これから訓練していきたいと思います。ちなみに、勝手にストーリーをつくる傾向にあるため、「建築雑誌の解説のような記述は不可。問われていることを簡潔に記述しよう。論点の絞り込みが大切です。」とメッセージありました(^-^;

受験生としての苦悩

あれから試行錯誤しながら、課題に取り組んでいました。受験生仲間のいるTwitterも再開し、勉強の様子を報告をしていました。やっと軌道に乗ってきたなと、そんな時に… 勉強法について、ダメ出しがありました。

どうやら効率がわるいようなのです。そして、今まで教わった手順でエスキスをやっていない(自覚してます)と。勉強会という名の飲みの席で、ウーロン茶を飲んでいた私。相手が言いたいことはわかっている。けれど、それで前に進めなかったから、できる人のやり方をやっても、伸びなかったから、自分なりに深く考え、手探りしながら進んできました。あの場では自分の考えを伝えたものの… もう悔しさがグワッと。圧倒的な自信って、どこからわいてくるのだろう。
 
先日の広島・福山の講習会で、合格者の方から立ち止まらず、考えこまずに、これならやれると思いついたら、失敗してもいいから、取り組んだらいいよとアドバイスをもらいました。一人ひとりの力量の違いに対応するのは難しいとわかっています。けれど、私も受験生。ただでさえ、しんどいこの時期に。ほどよい距離感って大切だなぁ。
 

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後半戦へ突入

課題発表から10日。ようやく落ち着いてきた感じです。発表された瞬間からのスタートダッシュがすごい!!あらゆる情報が飛び交い、そのスピードやテンションについていけず、早くもしんどくなっていることに気づきました。

また、「できる人」の考え方を一方的に受け入れるだけだと、安心して思考停止してしまうような気もしていて、今のままではマズイな。学科のときも、与えられた情報が少ないほうが、主体的に動いていたなぁと。そういうわけで、ブログ以外のSNSからしばらく離れることにしました。

同時に自分の課題にはとことん向き合うことにしました。それに気づかせてくれたのが、es- navi(がっちり合格ノート)の存在でした。


ウラ指導さんのブログをたどっていて、偶然知ったのが5月末。さっそくホームページをチェック。女性の感性で書かれているからでしょうか。文章がとてもスッと入ってきました。事務局に問い合わせたところ、温かいメッセージが。

『受験生として疑問に思い解決したいことを掘り下げて考えていくプロセスと、それらに対して講師として知っていてほしい部分とを掲載しているという、「受験生」と「講師」、両方の視点で書かれていることが特徴的な製図受験の教材です。

プロセスを理解してもらうための教材なので、製図受験を1度でも経験している受験生であれば、早すぎるとか、手遅れといったように、取り組む時期による理解度の制限はないと考えております。

また、試験直前まで課題を解くごとに何度も見返すと時間がたつごとにより理解が深まるとの感想も頂戴しています。
エスキスを突き詰めればプロセスは一つの方法に行きつくということの表れのように感じています)

試験は年に一度のチャンスですから、先の見えぬ受験勉強に日々不安を感じることもあるかと思います。一つ一つ理解を深め、咀嚼して自分のものにしていけば絶対に合格できる試験です。不安になるときも気持ちで自分を奮いたたせ、前を向き続けて頑張りましょうね!応援しています!』

過去の直接塾の方も使っていたことを知り、6月中旬に教材を購入。ウラ指導さんのエスキス手法の弱点補強として、活用し始めました。ゾーニングまでのプロセスが苦手で、条件整理がうまくできないまま、プランニングに突入していました。ウラ指導さんのフリープランニングが金曜に公開されるので、並行して取り組めたらと思います。

「計画の要点」を見直す

製図試験の勉強は、学科と違い、どれくらいのボリュームがあるのか、全体像がつかめず、今まで思いつきでやっていたところがありました。そのため、明確な目標もなく、勉強時間を確保しても、とりかかるまでの時間が長いのが課題でした。そこで、先日からtime treeというアプリを使って、スケジュール管理を行うことになりました。みなさんとも予定をシェアできるので、ひとの視線を意識できるようになり、適度な緊張感があって、なかなか良いです。


製図試験の思考プロセスは、なかなかアウトプットしづらかったのですが、自分が間違えていることを前提に、振り返りができていなかったことがわかりました。それで、ミスをどんどん見つけていこうということになりました 笑

今回は「計画の要点」の記述についてです。模試を見直すと、要点の記述なのに、① ポイントがずれている。② 勝手なストーリーをつくっている。で、要点が伝わりにくい表現になっていました。


そこで、何が原因か探っていったところ、①解答例の文章を理解を深めずに、暗記していた。 ②  覚えやすいように、自分の言葉に置き換えたため、意味を取り違えていたり、あいまいな表現になっていた。③ 時間に追われ、焦って読み返さず、書きっぱなしになり、文章が成立していなかった。ということがわかりました。チーン。


ということで、これからは、① 必ず内容を理解してから暗記する。理解できていない言葉を使わない。② 解答例よりキーワードを集め、それを使いながら、自分で文章を組み直してみる。③ 主語+述語+目的語で、文章として成立しているか、読み返してみる。を実践してみます。