きょうのエスキス

一級建築士試験、R2学科復活合格。製図が鬼門。R3は自分に負けない年にする!じんわり日々の振り返り。

ゆるくまとまる

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今通っている塾の教室長との出会いで、価値観がガラリと変わりました。ゆるさ加減がとても居心地良く、安心できるのです。中学受験というと、塾生さんは必勝のハチマキをして、仲間はライバルだと、ひとりで踏ん張ってがんばっている印象がありました。しかし、この塾の集団クラスを観ていると、たくさんの子どもたちがいる大家族、教室はまるでリビングのようです。授業は先生と塾生さんとの対話形式で進んでいき、たまに冗談を言い合っては、とにかくよく笑っています。塾生さんからの質問攻めに、かなりの知識量のある先生方も、授業中にネットで調べものをしなければならないくらいです。塾生さんの自主性を大切にしているんだなぁと学ぶことも多く、映画「みんなの学校」を思い出しました。

 

 

この塾の運営はまるで商店のようです。先生方はそれぞれマイペースだし、マニュアルもありません。自分たちで考え、小まめに対応する。そんな場所だから、私も通い続けているんだと思います。今だから話せるのですが、教室長が指示する場面が少なく、放置状態だったので、初めのうちは責任者としてどうかな?と正直思っていました。しかし、役割が曖昧だからこそ、誰もがある時はリーダーシップを、ある時はフォロワーシップもとれるようになっていくのだなぁとすぐにわかりました。表面上の言動や態度だけではないのだなと。主体的に関わっていけるように、遠くから見守ってくれていたのです。ミスがあっても、淡々としているので、動揺せずに、次のことに進めます。こんなことはよほど相手を信頼していないとできないことです。

「テレビを見ずに、勉強している受験生に、出題者側は意表を突いて、こんな問題を出しました。2000年の主要国首脳会議(九州・沖縄サミット)の為に作られたイメージソングは、誰が歌ってたか答えなさい。ヒント…作詞・作曲は小室哲哉。わかるかな?」朴訥とした教室長は、たまにお茶目になるときがあり、隙があるというか…そのギャップがとても癒しになっています。私も一緒に考えちゃいました。Q.安室 奈美恵(「NEVER  END」)喜怒哀楽もすぐ顔に出てしまうので、裏表がないのも、安心できる要素かもしれません。これは設計事務所の所長にも共通しています。これからはゆるく完成度を追究していくのが大事かなと思いました。自分にも他者にもやさしく。みなさんと関わっていくなかで、落とし所を見つけていきます。静かにじんわりと。