ちいさい勇気
悲しい出来事は、悪い人がいるからでなく、善良な人の「小さい勇気」が出せないことから起こる。なんとなく恐いというような無自覚の理由で、つい、小さい勇気を出せず引っ込んでしまったことが、次々積載して大問題になる。発覚した時周りは言う「なぜ言ってくれなかった」と。勇気、出した方がいい。
— 山田ズーニー (@zoonieyamada) 2016年12月7日
前回の記事もそうですが、私のなかで、一気に視界が広がり、吹っ切れた感覚があります。それはズーニーさんの言っている「小さい勇気」を出したからです。私の場合は、カミングアウトです。自分のことばかり気にしていると、問題ばかりに目が行き、深刻になり、こころもからだもカチコチになってしまい、下手をすると、周りにまで伝染してしまいます。そして、そうなりかけていました。そんなとき、ある方の正直さを通して、私もちょっくら勇気を出してみようかなと、前のめりな覚悟ができました。そして、実際話してみたら、「なんでもっと早く言ってくれへんかったん 笑」と意外な言葉が返ってきて、一気にフニャと全身がゆるみました。
今まではまるで地面にガチガチに固められたコンクリートの太い柱のようで、横から圧力がかかると、今にもせん断破壊しそうな勢いでした。ペシャンコ状態ですね。「小さい勇気」はあえてスリット(逃げ)を入れることなのかなと。これなら力がかかっても、致命傷にはなりません。私の場合、柳のような自然な感じではなく、カミングアウトしたことで鉄筋補強したような感じです。ブサイクではありますが、これで一応曲がるようになりました。早めに「小さい勇気」を出して、そんなカッコわるい状態でも、受け入れてくれる仲間を大切にしようと思ったのでした。「小さい勇気」が連鎖していけば、もっと楽しい世界が広がることは間違いありません。注)私のブログには、時折Eテレ2355のキャラクターが登場します。