きょうのエスキス

一級建築士試験、R2学科復活合格。製図が鬼門。R3は自分に負けない年にする!じんわり日々の振り返り。

競争の戦略

久しぶりの更新となりました。土曜にOWTの勉強会がありました。それから今までしばらく考えをめぐらせていました。今回は、マイケル・ポーター教授の「競争の戦略」を解説するカタチで、進んでいきました。難解そうな内容でしたが、企業を自分に置き換えて考えてみると、たくさんの気づきがありました。自分の都合のいいように、解釈している可能性もありますがね。新年度を迎え、まわりの状況が変化していることもあり、「変えられるものを変える勇気、変えられないものを受け入れる冷静さ、それを見分ける知恵」の大切さをとにかく痛感したんです。

「性別や年齢、他者や社会のせいにしているのは、思考が停止しているからだ。そんなのは生きていないのと同じだ。」とある方からの図星の一言に、いい意味で心を砕かれました。これは進路を再確認する機会だと思い、深く掘り下げてみました。一級建築士のように、腕に職・脳に職をつけ、社会のなかで「職」に軸足を置き、自らで社会に働きかける「就職」。会社という船の乗組員になり、チームの目標をチームで達成する、社会のなかで「組織」に軸足を置く「就社」(山田ズーニーさんの定義)。私はこれからどちらに舵を切ればよいのかと。

みなさんの考え方を聞いていると、世の中にはいろいろな評価軸があるのだなぁと思いました。私には大したことがないと思うことでも、他者にとっては大事なことかもしれないなと。その人が大事にしている軸を尊重できればいいなぁと思いました。進路の話をしてきましたが、一方で、競争力が弱くても、それに見合ったキャリアパスがあって、健康で文化的な生活が得られるという退路があっても良いなぁとも思っています。

「人は人ですから。いろんな方からいろんな意見が聞けることに感謝しましょう。たくさんの方々から意見が集まると、さらに自分を高められるでしょうね。期待しております。」と発表者の方からも温かいメッセージをいただきました。さらに、「今のお仕事は、建築デザインですか?「佐藤オオキ」を読むと、いろいろ気づきがあると思います。ぜひ読んでください。」と。さっそく調べてみると、佐藤さんの圧倒的な言葉にシビれました。「プロであればあるほど、自分が「プロ」であることを捨てれるかどうか」。佐藤さんの考え方をもっと知りたい、新しい世界を増やしたいと思いました。みなさん、本当にありがとうございました。