コンクリートの中性化
次の問題も、「中性化」はとにかく良くないという、ザクッとしたイメージで覚えていると、間違ってしまいます。
さらに、別の解説を読むと…
コンクリートは元々ph値※が12~13の強アルカリ性であり、それによって鉄筋コンクリート中の鉄筋の表面には不動態皮膜と呼ばれる緻密な酸化皮膜が形成され、その酸化皮膜によって酸化から保護されている。中性化が進み、鉄筋周辺のph値がおよそ11以下になると、その皮膜が破壊され、鉄筋の腐食が始まる。そして、鉄筋の周囲には固いさびが生じ、もとの体積の2.5倍に膨れ上がり、鉄筋周辺のコンクリートを圧迫してコンクリートにひび割れを生じさせる。
時間はかかりますが、結局まわり道になっても、こうやって調べた方が記憶に残りやすいです。一緒に受検した知人も同じところが引っかかったようですし、こういう問題をとりこぼさないことが大事だなぁと思いました。