シーリング工事のワーキングジョイント
シーリング(防水)工事に出てくる、ワーキングジョイントについて整理します。改修工事にも出てくるので、井澤式比較暗記法でチェック!
⑴ワーキングジョイント(二面接着)
①金属部材の部材間目地
・メタルカーテンウォール
・金属笠木
・金属建具
②カーテンウォール部材の部材間目地
・PCカーテンウォール
・ALCパネル
③ガラス回り目地
⑵ノンワーキングジョイント(三面接着)
①コンクリートの各種目地
・打継ぎ目地
・ひび割れ誘発目地
・コンクリートと建具枠回り
②石目地、タイル目地
※ ガラス回り目地(ガラスと建具枠の間の目地など→ワーキングジョイント)と、コンクリートと建具枠回り(コンクリート外壁と建具枠との間の目地など→ノンワーキングジョイント)の違いに注意。
⑴ワーキングジョイント(二面接着)
①金属部材の部材間目地
・メタルカーテンウォール
・金属笠木
・金属建具
②カーテンウォール部材の部材間目地
・PCカーテンウォール
・ALCパネル
③ガラス回り目地
⑵ノンワーキングジョイント(三面接着)
①コンクリートの各種目地
・打継ぎ目地
・ひび割れ誘発目地
・コンクリートと建具枠回り
②石目地、タイル目地
※ ガラス回り目地(ガラスと建具枠の間の目地など→ワーキングジョイント)と、コンクリートと建具枠回り(コンクリート外壁と建具枠との間の目地など→ノンワーキングジョイント)の違いに注意。
ここからは『施工』の過去問です↓↓↓
・シーリング工事において、目地部をワーキングジョイントとする場合は、3面接着の目地構造としてはならない。
・シーリング工事のバックアップ材及びボンドブレーカーは、シーリング材と接着しない性能低下しないものとする。
・ロッキング構法によるALCパネル工事において、外壁のパネル間の目地のシーリングについては、二面接着とした。
・シーリングエ事において、鉄筋コンクリート造の建築物の外壁に設けるひび割れ誘発目地については、目地底にボンドブレーカーを使用せずに、シーリング材を充填する三面接着とした。(H20・H26)
・シーリング工事において、鉄筋コンクリート造の外壁の建具枠回りについては、目地底にボンドブレーカーを用いずに、シーリング材を充填(てん)する三面接着とした。
・プレキャストの耐力壁の水平及び鉛直接合部の防水については,目地寸法を確保し,三面接着とならないようにバックアップ材を装填して建築用シーリング材により行った。
補足として、施工上の留意点は、、、
①タイル目地
変成シリコーン系(超耐候タイプ)・ポリサルファイド系どちらもOK
②金属・アルミサッシ水きり回り
②金属・アルミサッシ水きり回り
金具などがある(ムーブメントの大きい)場合、柔軟性のある 変成シリコーン系の方がポリサルファイド系より優れている。
追記:ウレタン・アクリル
・ウレタンは耐久性が高いため、クラック補修や目地の補修に使用。塗料を塗る事が決まっていれば、変成シリコンよりウレタンを選択した方がよい。ただし、紫外線に弱いので露出目地やガラス廻りには使用不可。アルコールと反応すると硬化不良が発生するので、シリコン系シーリング材との同時使用は不可。
・アクリルは硬化すると弾性体になり湿った箇所にも使用可能。主に新築時のALCのパネル目地などに使用。塗装可能だが、耐久性がなく、リフォーム等ではほとんど使われない。