学科試験が終わりました
昨日試験が無事終わりました。とにかく今の実力はすべて出し切りました。しかし、初っ端の『計画』でつまづき、どうやら足切りに引っかかる模様です。実例の対策を捨て問(範囲が広いため)だとほとんどしていなかったので、問題を見て、その出題の多さに、頭が真っ白になり、一瞬記憶がとびました。今までいろんな試験を受けてきましたが、初めての経験です。その影響で目が醒めたのか、お昼の『法規』からは頭の中はフル回転。驚くほどの速さで解けました。
11年前製図試験の勉強を一緒にしていた先輩と、帰りにばったり会い、お茶をすることになりました。私にパステル画を教えてくれた先輩で、高校・大学でデザインの授業も担当されています。そんな先輩から来月引っ越すからまた来てねと、アトリエの案内図をいただきました。なんと自宅を売却し、3階建の鉄骨構造の倉庫を購入したというのです。これにはびっくりしました。「天井高が4mだから、作品をいっぱい飾れるし、外壁やシャッターにも絵を描こうと思ってるねん。7mの折りたたみのはしごをホームセンターで買おうと思うけど、強風で倒れないかな?」「えっ、そのはしごに登って描くんですか?」とさらにびっくりしました。
建築作品を知ったり、観たりすることはもともと好きだったんですが、試験勉強を優先して、時間を割いていませんでした。(ブログで紹介した前川國男邸は出題されて、うれしかったです。)他の教科は、丸暗記で学科試験に受かった当時よりも確実にレベルアップしていると実感したので、今回の結果から、好きなことを極めていきながら、勉強を継続していこうと思ったのでした。
追伸:今回ウラ指導の講義を受けた部分が得点源になりました。私には追い込みの勉強が向いていないとわかったので、周りの方にN建を勧められましたが、やめておきます。とにかく製図試験の勉強に頭を切り替えます。
今月に入り、このブログのアクセス数が、思わぬことに増えたため、建築士試験以外のたわいもない話は、はてなダイアリーにお引っ越しします。
明日に備えて
ついに来てしまいました。明日はいよいよ学科試験です。毎朝のウォーキングのおかげか、今までに夏バテすることもなく、ここまで来れました。ほぼ毎日のブログの更新によって、なんとかめげずに気持ちをコントロールすることができました。
ura410 (ウラシドウ) 物語:【学科】受験生へ 最後のアドバイス - livedoor Blog(ブログ)
ウラ指導さんの『合格者たちの勉強法』を今読み直しています。当日一つひとつの問題に集中し、冷静に判断できるかにかかっているような気がします。何かあったら、目を瞑って、大きく深呼吸です。とにかく今晩は大好きな音楽を聴いて、たっぷりと休んで、明日に備えます。今回はゲン担ぎもありません。明日もいつものペースでやっていきたいと思います。
パッシブデザインについて
ついに設計製図の課題が出ましたね。条件に「パッシブデザインを取り入れた」と書かれてあったので、過去の投稿を振り返ってみました。じつは、まとめが中途半端だったため、次の問題に引っかかってしまったんです。
「外気冷房方式やナイトパージ(夜間外気導入)方式は、内部発熱が大きい建築物の中間期及び夏期におけるエネルギー消費量の軽減に有効である。」⇨ ×
○ 内部発熱が大きい建築物の中間期及び冬期におけるエネルギー消費量の軽減に有効である。
データセンターやサーバー室などでは、年間冷房(中間期や冬期でも冷房)が必要でしたね。空調設備としては、この問いにもある『外気冷房方式』や『冷却塔フリークーリング』。「冬期に冷凍機を運転することなく、冷却効果を得る省エネルギー手法」と書かれてありました。以上、補足でした。
これからの勉強計画
追い込み勉強といっても、科目によって、やり方にも合う、合わないがありますね。『施工』も『構造』と同じやり方で少しやってみましたが、数値を暗記する部分が多いので、過去問を暗記しても、違った内容を聞かれたときに、応用がきかないことがわかりました。やはり、井澤式比較暗記法や、テキストにある表をチェックした方が良さそうです。というわけで、ブログによる、アウトプットの勉強はひとまず終了です。明日は、いよいよ製図試験の課題も発表されますね。
3日前(今日)
井澤式比較暗記法の全チェックが目標です。『施工』は、今晩寝る前にテキストの表も覚えておかなくては。(起きてから、もう一度見直し)
試験前々日(明日)
『法規』は5問を15分刻みで解く練習、『構造』は力学計算の解き方を再チェック。引き続き『施工』は、寝る前にテキストの表をチェック。(起きてから、もう一度見直し)
試験前日(明後日)
今までやったウラ模試、学校のプリント、問題集の見直し、今日やったとりこぼしチェックの見直しをやる予定。18時終了予定。『計画』の実例をチェックするかもしれないですが…
追記:試験用に腕時計を買いました。
今まで愛用してた、ゼンマイ式の腕時計を模試に持っていったところ、午後からの『法規』で針が止まってしまうというハプニングが起きました。会場に掛け時計があったから助かったのですが。チプカシ、名前の通りチープで、しかもかっこいい。黒の方が見ていても、気持ちが落ち着くので、コレに決めました。
とりこぼしチェック(H15・H16・H17構造)
○ 「曲げ降伏型の柱・はり部材」と「せん断破壊型の耐震壁」により構成される鉄筋コンクリート構造の建築物の保有水平耐力は、一般に、それぞれの終局強度から求められる水平せん断力の和とすることはできない。
(補足)一般に、「せん断破壊型の耐力壁の終局強度から求められる水平せん断力」と「せん断破壊型の耐力壁が破壊した時点における、曲げ降伏型の柱・梁部材の強度から求められる水平せん断力」の和とすることができる。
☆ 平成16年
【問10】
○ 地上2階建の建築物の布基礎において、基礎の根入れの深さは地盤面下45cm以上かつ、凍結の恐れの少ない位置とした。
【問18】
○ 長い杭において、杭頭の固定度が小さくなると、「杭頭の曲げモーメントの値」は小さくなるが、「杭の地中部最大曲げモーメントの値」は大きくなる。
【問22】適当な枝
・集成材のアーチ材を製造する場合、アーチ材の湾曲部の曲率半径が小さいほど薄いひき板(ラミナ)を用いる。
【問23】
○ 普通コンクリートのスランプは、品質基準強度が33N/mm2未満の場合、18cm以下とする。
とりこぼしチェック(H13・H14構造)
(補足)
・線膨張係数
ステンレス鋼SUS304>SS400
・降伏比・ヤング係数
ステンレス鋼SUS304<SS400
☆平成14年
【問9】適当な枝
・直接基礎の鉛直支持力を算定する場合に用いる地盤定数は、主に「支持地盤の粘着力」、「支持地盤の内部摩擦角」及び「支持地盤及び根入れ部の土の単位堆積重量」である。
【問11】適当な枝
・耐力壁の開口部の隅角部において、開口縁の縦筋及び横筋に所定の鉄筋量を割り増して配筋することにより、ひび割れの拡大防止に有効な斜め筋を配筋しないことができる。
【問12】最近は出題されていない「品確法」
○「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく「日本住宅性能表示基準」において、「基礎の構造方法及び形式等」の事項は、直接基礎の構造と形式または杭基礎の杭の径および杭の長さを表示している。(× 「基礎の構造方法及び形式等」の事項は、地震に対する基礎の損傷の生じにくさの程度を等級により表示している。)
【問13】適当な枝
【問16】
【問22】適当な枝
・鉄骨鉄筋コンクリート構造の柱脚を非埋込み形とした場合、その柱脚の終局耐力は、「アンカーボルト」、「ベースプレート直下のコンクリート」及び「ベースプレート周囲の鉄筋コンクリート」の部分の終局耐力を累加することによって算定した。
板厚が40mmを超えると(=板厚が厚くなると)、熱処理時の冷却にムラができやすく、降伏点が低下する。