きょうのエスキス

一級建築士試験、R2学科復活合格。製図が鬼門。R3は自分に負けない年にする!じんわり日々の振り返り。

ゴール地点の見直し

やっとこさ今日からスッキリした気持ちで『法規』に取りかかれることになりました。予定より大幅にズレたスケジュールになってしまったのは、自分で見積もっていたよりも、実際には集中力・理解力・記憶力がなく、過信していたからだと実感しています。こんなにもペースが遅れていることを考えると、ゴールを試験当日(7/23)ではなく、6月末に設定した方が良さそうです。直前になると、今よりも焦って、さらに勉強の効率が下がると思われるからです。

それと、学習してもどんどん忘れていくことが当たり前だと考えると、どれだけめげずに、興味を持って、フォーカス・ポイントを意識しながら、効率よく復習できるかにかかっています。

エビングハウス忘却曲線」に学ぶ、劇的!記憶力アップ術


復習の間隔が空きすぎていたのだなぁ。つまり、やりっぱなしになっていたんだなぁと。そして、直前期に総復習できるまとめノートも必要になってくるなぁと。かといって、作る余裕もないし… となると、いかに自分に合った解説付きのサイトを見つけるかだなぁというのが、今回得られた収穫かもしれません。他の受験生もみんな大切な味方ですね。これで、計画倒れよ、さようなら。

じつは、最後の頼みの綱は、全日本建築士会のDVD導入講座でお世話になったS先生のサイト『アーキタイプラボ』です。構造力学の計算問題はこれを活用して、復習していくことにします。さらに、構造の文章題にも不安があるため
第3土曜には『合格物語』の講習会にも参加することにしました。どのような方法でアウトプットをするのかを学んできます。
定番になりつつある、今日の気になるツイート。どこに行っても、店員さんそれぞれの心配りがステキです。机に向かっていても、何をしていても、人間力が問われますね。あっ、そう、わが家の洗濯機が、今日新しくなります。急に動かなくなりまして 笑 。気持ちを新たに、今日も初々しく、素直なこころで!

教育的ウラ指導

じつは、いまだに「法規」の勉強を後回しにしています。「施工」のやり残しも気になってくるし、とにかく過去問に手をつける気になれないのです。これが2巡目のしんどさなのかもしれません。全範囲を時間をかけて取り組んで、手応えを感じていたのに、何となくはわかっていても、重要な用語や数字がうろ覚えで、問題にことごとく引っかかってしまうのです。なんとも言えないガッカリ感。けれども、ここでスランプだと言い訳をして、逃げたくないよ〜。机に向かうよりも、コーヒーをグビグビ。『教育的ウラ指導』のブログに何かこの状況を乗り切るヒントがあるかもしれない!そう思い、カテゴリー検索してみると、「一問一答(255)」がありました。これが大当たり。過去問と解説が出ているのですが、要点がうまくまとめられていて、どこがフォーカス・ポイントかがわかり、とても読みやすい!!いかに過去問とうまく付き合えるかにつきますね。

さらに「施工」は『1級建築士資格取得支援ぶろぐ(https://ameblo.jp/toorisugarinoneko』もかなりおススメです。実際に受験勉強された方が、過去問の分析をされているので、効率よく学べます。現場の知識を交えながらなので、記憶に残りやすいです。 これらを昼過ぎから読み始めたのですが、音声や動画も出てきて、だんだん楽しくなり、気がつけば、外は真っ暗になっていました。これがきっとフロー状態なのですね。以前にここで取り上げた『TACの井澤式比較暗記法』とを照らし合わせると、ますます理解も深まります。バラバラに覚えていた内容につながりが出てきて、久しぶりに達成感もありました。

ウラ指導によると、本番で点数を稼ぐためには、①知識があれば得点できるとは限らない。②頻出問題ほど視点が固定化されてしまい、判断を誤りやすい。この2点を意識しておくことが重要なんだそうです。そこで、「○ ×での即答」をやめて「思考のプロセス」を丁寧に描き出すことをしてみる。それによって、フォーカス・ポイントをズラされた問題(知識としては簡単なのに正答率が低い問題)を得点できるようになり、ケアレスミスも少なくなる。結果として「取りこぼし」も減るんだそうです。

実際の過去問を通して、一連の流れを体感すると、勉強ってただやみくもにやるのではなく、コツをつかむことが大切だなと。膨大な量の知識の暗記はかなり厳しく、かといって理解に至るまでに挫折してしまいそうでした。そういう意味では、これから読もうとしている『合格物語』のWeb講義も私には合っているのだと思います。今はネット環境もあるので、勉強もカスタマイズしていけるからいいですね。ちなみに今日はドト勉です。ホットミルクでほっこり。

「法規」のGW特訓

昨日は勉強が思うように進まなかったので、思いきって、場所を変えてみたのですが、環境を少し変えるだけでも、かなりリフレッシュできました。そして、冷えと空腹を解消することは大切ですね。慣れてくると、ダラダラしてしまう!楽な方向に行ってしまいそうなので、今月は日曜の学校以外にも、土曜の第2週に法規のウラ指導講習会、第4週に総合資格学院の全国オープン模擬試験を受けようと、先ほど申込を済ませました。6月に今通っている全日本建築士会の模試もあるのですが、早いうちにアウェイでどれだけの実力が出せるのか、打ち砕かれるのを覚悟で、今の自分の立ち位置を知っておこうと思ったからです。インプットして勉強した気になっているのは、一番ヤバいなぁと。模試が終わる頃には残り2ヶ月弱。結果次第でまだギリギリ軌道修正も可能なので。このブログで模試の結果も報告します。

考えてみれば、一次の学科試験を受けてから、二次の製図試験まで2ヶ月半しかないのです(学科試験の結果が出てからわずか1ヶ月弱)。学科試験に合格したら、製図試験は3回目まで学科免除で受けられるとはいえ、一年目で受かろうという勢いがないと、なかなか厳しいのは過去に経験済みです。しかし、今から学科試験よりも短い準備期間で、6時間半ぶっ通しの製図試験に挑むのですからね。今から心身ともにタフさが求められます。今日からGW特訓として「法規」を集中的に取り組むわけですが、金曜まで分野別問題集を、土曜に三年分の過去問を、時間を計って解いてみようと思います。時間を見積もることって、なかなかむずかしいですが、きわめて重要ですね。法改正もあるから、気をつけないと!

船の向かう先

5月に入り、GWに突入しました。先月は何かとドタバタでしたが、今日ひと息ついて、無事願書も郵送できました。受験資格が以前よりも厳しくなったからなんですが、とにかくホッとしています。よし、気持ちを切り替えよう!今まで通っていたドトールの冷房が効きすぎて、勉強に集中できないため、思いきって昨年末に新しくできたJRの駅ビルにあるスタバにやってきました。この時期にかかわらず、空いていて静か。しかも照明が明るくて、勉強するにはもってこいです。ここなら定期で通えるし、気合いも入りました!!

今までの下積み期間があるとはいえ、これから試験当日まで、どれだけ集中力を持続できるかにかかっています。4月末までに終わらせようと思っていた過去問ですが、「施工」の一部と「法規」が残ってしまいました。そこで、今日までになんとか「施工」を終わらせて、明日から「法規」の過去問7年分を一気に解いて、法令集を引く感覚を取り戻そうと思います。「法規」は配点が高いうえに、試験時間が短く、時間との戦いになるので。それと、毎朝「構造」の計算問題を5問解くことを日課にします。

『まず「1級建築士」を取得すること。それから今の業務を様々な視点から見直し、提案し、事務所の皆さんの意見を聞き、考え、実行していくことではないでしょうか。お金が中心になるコミュニティーにおいても、最終の消費者から価値を認めてもらえないとお金にならないのです。人生においても、他人に価値を提供すること・他人に価値を提供できる自分になること。それが目標だと思っています。一時的に助け舟をいただけても、もっと大きい船でたくさんの人を乗せてあげる。そのような努力と勉強が必要なのではないでしょうか。たくさんの人たちに価値を提供できます。苦しいけれど、「1級建築士」の勉強に取り組んでください。必ずいい結果を生み出せます。期待しています。頑張ってください。」

ポーターの勉強会で発表をして下さった方から、メッセージをいただきました。本当にありがたいです。楽しみながら勉強をしているとはいえ、今年本気で受かりたいので、試験が近づいてくると、やはり焦りが出てきます。何か手をつけていないと、落ち着かないんです。時間が経つと、どんどん忘れていくのがわかっているからです。

私は商店街を中心としたまちづくりに以前から関心があり、地方特産品を出張販売していたことがあります。現場主義なもので。そこで高齢者の方が、自由に買い物ができないことを目の当たりにしました。そのことがきっかけで、ヘルパーの資格をとり、実際介護の仕事をするなかで、"人"の奥深さを知りました。その後学校に通い、ガイドヘルパー介護福祉士社会福祉主事の資格をとりました。利用者さんとの関わりの中で、介護記録を書くのですが、そこには介護(医療・福祉)従事者が支援・介助するプロセスのなかで積み上げてきたエビデンスがたくさんつまっています。

そういう経緯から、「どういうところが不便?」「高齢者の体力って?」「赤ちゃんから高齢者、そして障がいの有無にかかわらず、みんなが快適にすごせるようになる住環境って何だろう?」とあらゆる角度から"人"について知ったうえで、まちづくりにおいても考えていけるとよいなと思うようになりました。日本福祉大学のキャッチコピーをお借りすると、「福祉のスペシャリスト」としての一級建築士を目指したいなと。特にみなさんの外出機会や社会参加に関心があるので、住環境整備に携われる仕事ができればと思っています。久しぶりに過去のFacebookの投稿を読んでみたのですが、当時の福祉に対する、はずかしすぎるほどの熱い思いに、思わず泣けてきました。とりあえず今思ったことを、後から振り返りができるように、ここに残しておきます。

ラスボスを攻略する

今の職場は本当にゆるくて、働きやすいです。「誰しも必ずミスをすることがある。もしミスをしても、後できちんと対応すれば大丈夫!」というスタンスなので、積極的に動くことができます。そして、逆に以前よりもミスは少なくなったような気がします。待遇面のこともあり、資格をとった後のことも考えるのですが、居心地が良くて、この環境から離れるのが、惜しくなってきました。今まで一度もそんなことを思ったことはなかったのですが。仕事にしても、何にしても、みんなにとっての当たり前のことが、私にとってはとても歳月のかかることでした。このツイートのように、「適性と母集団多数派との類似性」が大事なことを痛感しました。

今から考えると、福祉やジェロントロジー(老年学)の勉強をしたことも、とても大きかったように思います。さまざまな見方や考え方を知ることが、思いやりにもつながるのだと気づきました。生きていると、誰しもいろんな壁にぶつかると思います。昔だと、若いときに、親類を亡くすなど、喪失体験も含まれますね。若いときは体力や気力で乗り越えていけることでも、歳を重ねると、そうではなくなると実感しています。だからこそ、一番若い今この瞬間を大切にしたいなと。いろんな壁を乗り越えてきた経験値があれば、大変だと感じてたこともそうではなくなるんだなと、ようやくそう思えるようになりました。私にとっての成功は、内面にあるラスボス(不安・不信)を攻略することです。だから、何でも経験し、チャレンジするしかありません。


ティファールのケトルに、水をなみなみと入れたら、ぐらぐらとビックリするほどの音と湯気を放ちまして、何事もほどよい加減が大事だなと思いました。田中さんの表現には、やさしさがたくさんつまっています。

オトナの学校

今日は学校の日。『計画』の講義は、プロジェクトマネジメントについてで、新傾向問題の対策が中心でしたが、とても興味深い内容でした。近年、建築の巨大化・専門化により、意思疎通が図りづらくなってきたためとのことでした。じつは、このブログにこうなってほしいなぁと思ったことを書いておくと、思わぬところから間接的に情報が入ってくるようになりました。勉強をするときは、反復練習が大事だと教わったのですが、知識を定着させるってことは、こういうことなのかと、このブログから始まる出来事で体感し、納得できました。

さらに『競争の戦略』の投稿を書いていたときに自分のなかでもやもやしてたことが、この動画を観て、吹っ切れました。ワクワクしたので、共有させてください。
これは必見!!武井 壮 『大人の育て方』オトナの学校
https://youtu.be/Hu04hotzdAM

逆説の日本史

建築史の実例を覚えていくなかで、井沢元彦さんの『逆説の日本史』を知り、興味深くなりました。その本によると、奈良時代の寺は、宗教の拠点というよりは、当時の最先端の学問や技術を学ぶ、むしろ大学のようなものだったそうです。唐招提寺金堂、東大寺正倉院… そのような視点で奈良時代の寺を見直してみるのも面白いと思いますよと、先生からもアドバイスがありました。

【逆説の日本史】
小学館週刊ポストに掲載されたものを、現在 江戸時代まで14刊 発刊している。
【この本のポイント】
① 現在の歴史は史料至上主義であり、史料に書かれていないことは無いことになる。歴史にその当時の人の考え方や宗教感を入れ、考えてみる。
② 歴史家が専門的になりすぎることにより、各時代を通して歴史の流れを見ることが少なくなっているのではないか。
③ 歴史のIFを考え、もしもこの時こうしたらこうなると言うように仮説を立て、逆説的な真理を導く。

歴史の教科書は、人間が作ることだから… いつの時代も人間の本質はきっと変わらないと思うので、自分たちに都合の良いように書き換えられている、改ざんされている可能性もあるかもしれませんね。文庫本を読んでみたくなりました。建築史の勉強も時代考証をしながら、全体の流れで覚えていくとよいのかもしれません。