「計画の要点」の文例(環境負荷低減)
【環境負荷低減・省エネ】
① 環境負荷低減(熱負荷の抑制等)について配慮したこと
南側にはバルコニーを設け、屋上は積極的に緑化することで、日射の抑制を図り、熱負荷の低減に配慮した。また、開口部にはLow-Eガラスを用いた複層ガラスを採用することで、冷暖房負荷の低減を図った。外部に面する躯体において、屋根には硬質ウレタンフォームを用い、十分に断熱を行い、熱負荷の低減を図った。
考えを上手くアウトプットできない時って、そもそもインプットの量が少なくなってたり、「まだ言語化できないが繰り返し考えていること」のバリエーションが少なかったりするし、目に見える形のアウトプットというのはあくまで果実の部分で、収穫に一喜一憂するよりは木を見ることが大事かなと最近思う
— Cheru (@Cernobyl) 2017年8月31日
「計画の要点」の文例(設備計画2)
「計画の要点」の文例(設備計画1)
「計画の要点」の文例(構造計画)
今回の構造計画の文例は暗記して、早く書けるようにしたいです。だんだん理解ができてきて、質問ができるようになってくると、勉強も楽しくなってきますね。資格学校や先生の指導に全面的に頼り、受け身になってしまうと、うまくいかなくなった時、どうしても相手のせいになりがちです。けれど、相手からどれだけ聴き出せる力があるか、自主的に考え、能動的に行動するのか、結局は自分次第ですよね。夏期講習中の塾生さんの勉強に対する姿勢に学びました。
【構造計画】
① 採用した構造種別、架構形式を示すとともに、構造計画上特に配慮したこと
構造種別は、規模及び用途を勘案し、耐火性、耐久性、遮音性に優れた鉄筋コンクリート造を採用した。架構形式は、平面計画の自由度が高く、靭性能力に優れたラーメン構造とした。スパン割については、X、Y方向ともに7mの均等スパンとし、ラーメン架構の安定性に配慮するとともに、柱1本当たりの負担面積が過大とならないように計画した。
② 勾配屋根の架構計画について、その特徴及び特に配慮したこと
2階はY方向2スパンの計画とし、勾配屋根は短辺方向となる南北へ下る切妻形状とした。棟の位置を柱・大梁のラインに合わせ、Y方向の大梁を傾斜させることで、左右対称形の安定した架構形状となるように配慮した。小梁はY方向に配置し、傾斜した屋根スラブを安全に支持できるように配慮した。
③ 基礎及び地階の計画について配慮したこと
地盤が良好であるため直接基礎とし、不同沈下に対しても信頼性の高いベタ基礎を採用した。斜面に対して十分な根入れ深さを確保するとともに、基礎スラブは十分な厚さを確保することで建物重量を支持地盤に安全に伝達できるように配慮した。地階は地上部のスパン割に合わせた計画とすることで、ラーメン架構内のRC壁で土圧を安全に支持できるように配慮した。
④ スラブ及び小梁の架け方について、工夫したこと
スラブについては、応力が大きくなり過ぎないよう、スラブの短辺を4m以下とした。また、スラブの過大なたわみは、ひび割れや振動障害を伴うため、スラブの厚さを200mmとした。小梁については連続梁とすることにより、梁中央の応力を抑え、たわみを小さくする計画とした。浴室及び中庭廻りは仕上げレベルをそろえ、バリアフリーとするため、防水処理に配慮し、スラブを200mm下げた計画とした。
リゾートホテルの王様
日曜にウラ指導の講習会に行きましたが、とてもよかったです。プランニングの優先順位の話で考え方が変わりました。そのことについて、ちょうどタイムリーなやりとりを見つけました。私は今までペン太さんのような考え方でしたが、ウラ指導では…
昨日の講習会で、リゾートホテルでとても重要な考え方がありました。
— 枢 (@nichijo_box) 2017年8月28日
公共性と占有性の違いというものです。
客室は眺望が良い事が確かに絶対良いんですが、そこを王様と決めつけると課題によってはやられる気がします。
ちなみに公共性の最高値はエントランスホールです。
そうです。スタッフも含め全ての利用者が使用する室だからという意味も含んでいます。例えば、最も眺望のよい方角が南だったとして、そちらに向けたい室がたくさんある場合、何を優先していくかという話に繋がるんですが。
— 枢 (@nichijo_box) 2017年8月28日
とにかく、客室だけ!というのはちょっと怖いなと思いまして。
勿論関わってきますが、特記事項にどう書かれるかにもよります。上下階に利用者属性がどんな室がくるかも課題文によります。そこで、どう順位を付けるかは先程の公共性を考えることで見えてくる、と言う話でした。
— 枢 (@nichijo_box) 2017年8月28日
たしかに、リゾートホテルのHPを見ると、ラウンジ、レストラン、浴室(スパ)など共用部をウリにしているところが多いですね。ですが、今まで宿泊室をリゾートホテルの王様として考え、さらに宿泊専用の諸室を優先的に計画していました。外に開かれていないというか。決めつけ、思いこみってこわいなぁ。課題文によって、これからは臨機応変に対応します。
「計画の要点」の文例(建築計画)
今年の設計課題に合わせた記述の文例を今日からアウトプットして、覚えていきます。この文例をもとに、書いた図面に合わせて、自分なりの言葉にしていけたらと思います。バリアフリーについての考慮は、介護福祉士やガイドヘルパーのテキストも見直してみようと思います。今までの経験にムダはないですね。今後ここに補足していきます。
【建築計画】
① 外部空間の計画において、車両動線について考慮したこと
車回しと車寄せを主出入口の正面に配置し、利用しやすい計画とした。車路は十分な回転半径及び幅員を有し、ゆとりのある駐車スペースを確保するとともに、見通しの良い計画とすることで、安全かつ円滑な車両動線となるよう考慮した。歩行者アプローチを○側に計画し、車両動線と明確に分離することで、歩行者の安全性に配慮した。
② 斜面地を考慮した建築物の立体構成について配慮したこと
地下1階の階高は斜面地の高低差に合わせて、4mとし、合理的な立体構成とした。地下1階は南北○スパンとすることで、造成が極力少なくなるよう計画した。南下りの斜面地であることを考慮し、地下1階においては、利用者の主要な室を解放性のある南側に向けて配置した。
③ パッシブデザインを積極的に取り入れる計画とするために考慮したこと
吹抜はエントランスホールの中央に配置し、上部に設けたトップライト及び2階の窓から、自然採光、自然通風を取り入れ、共用部が快適な室内環境となるように考慮した。南下りの敷地の特性を活用し、景観と日照を取り入れることができるよう、各階の南側に開口部を積極的に計画した。
④ 宿泊部門の客室及び共用部門の浴室において、バリアフリーについて考慮したこと
客室:出入口及び室内の扉幅は有効90cmを確保するとともに、必要な箇所に手すりを設けることでスムーズな移動に配慮した。室内は段差のない計画とし、滑りにくい床材を採用することで、安全性に配慮した。インターホンやスイッチ、コンセント類は、車いす使用者にも使いやすい高さとなるように計画した。
浴室:脱衣室と浴室は段差のない計画とするとともに、滑りにくい床材を採用することで、安全性に配慮した。脱衣室に設置した便房や洗面台の前面には車いすが回転できるスペースを確保した。浴槽には階段及び手すりを設置し、安全性と利用のしやすさに配慮した。車いす使用者も利用しやすいように、高さの調整できるシャワーや手すり等を設置する計画とした。
設備スペースの位置
ホテル設計・旅館設計Q&A 旅館・ホテルの建築に関する様々なQ&Aをご紹介
基本的に自分で調べて理解しないと、頭に入らないので、移動中にいろいろなサイトをチェックしています。「知恵の方舟」はホテル設計のポイントが部門ごとに書かれてあるので、わかりやすいです。試験に直結するかはわかりませんが、考え方に慣れるためにも読んでおこうと思います。
「斜面地を考慮した建築物の計画」と今年の製図試験の課題の注釈にありますが、作図してみて、改めて気づいたことがあります。前回の投稿で、勾配屋根の話をしたのですが、機械室が勾配天井になってしまった場合、階高によっては設備機器が入らないのではないかという視点です。屋根勾配があると、屋上には設置できないし。機械室を地下に設けるか、屋外(海辺の場合は、塩害も考慮に入れるのかな?)に設置できれば、問題はなさそうですが。今までエスキスで機械室を後回しにしていましたが、設備計画の記述があることからもけっこう重要なのではないかと。
勾配屋根と傾斜地が合わさる事で史上最も設置可能スペースが小さい年となってしもたやで。
— 枢 (@nichijo_box) 2017年8月24日
抜群のコンビネーションや。
今までが楽すぎたのだ。
リゾートと言っても、高原にあれば、冬場は雪も降るだろうし。設計課題を解いてみると、いろいろな視点が広がります。