きょうのエスキス

一級建築士試験、R2学科復活合格。製図が鬼門。R3は自分に負けない年にする!じんわり日々の振り返り。

リゾート気分を味わう

昨日、お世話になっているOWTの先輩から「せっかくの連休ですが、勉強で大変ですね。(これは嫌味です)」とメッセージをいただきました。ここぞという時に喝を入れていただき、いつも励みになっています。考えてみたら、設計課題が今年はラッキーです。想像力を膨らませ、勉強すればするほど、リゾート気分を味わえます。こんな連休の過ごし方もありですね。

資料リスト:一級建築士「製図試験」にお役立てください | 月刊商店建築 | 商店建築ブログ

商店建築のバックナンバーがなかなか見つかりません。明日の講習会の帰りにコンラッド大阪に寄ってみようかな?中之島フェスティバルタワーエストの最高層階にあるらしいです。す、すごい!庶民派の私が作図すると、どうしてもビジネスホテルのような感じになってしまうのですよ。さぁ、トレースがんばろう!

明日から盆休み

昨日コンビニで、「明日から休みですか?」と聞かれたので、おやっとなりましたが、今日は山の日で、大型連休なのですね。毎年お墓まいりやお盆の買い出しはのんびりペースなのですが、今年はテキパキと。学科試験のGWと同じで、製図試験前のお盆休みは貴重な時間ですからね。今日は午後からの仕事だったので、これらを午前中の半日で済ませました。明日からトレースをぶっ通しでやり、なんとか作図時間を縮めなければ。以前とは違い、未完成が5%以内だと聞いたので、今の私のレベルではまず土俵に上れません。「計画の要点」の記述も増えましたからね。それと、今年の設計課題ですが、基本形のエスキスはブランクのある私にもできることを考えると、今年の課題はたぶん開けてビックリ!となる可能性があるなと。だから、考えようによれば、最後まで書ききれば、誰にでも合格する可能性があるんじゃないかと。とにかく何があってもビビらないように、図太くいきたいと思います。日曜の全日本建築士会、水曜の製図試験.comの講習会、お盆期間中にもかかわらず、先生方にはただただ感謝です。

利用者目線で考えるバリアフリー法

今回の設計課題「小規模なリゾートホテル」ですが、作り手側からだけではなく、利用者側からも考えてみようと思いました。私は、介護福祉士であり、ガイドヘルパー(移動介護従事者)でもあるのですが、今まで試験対策の勉強で精一杯で、大切な視点を忘れていました。建築の仕事に復帰していなければ、ガイドヘルパーとして要介護者の方々の旅のお手伝いがしたいと思っていたくらいでした。その方にとって、ホテルでの滞在は、人生のなかで、とても貴重な体験となります。利用者側の視点も配慮し、どういう建物や周辺環境が望まれているのかを考えながら、勉強を続けていきたいです。

近年、バリアフリーに関する法律の整備により、駅やバスターミナル等、交通機関バリアフリー化が急速に整備されました。そのため、障害のある方やご高齢の方、ベビーカーを利用されている方などの外出機会は日々増加しています。より多くの方々に利用して頂く施設や店舗を実現するには、ユニバーサルデザインの導入が必要不可欠です。

当事者以外のご家族の方を含めると、多くの方が該当すると思うので、この視点を忘れずにいたいと思います。点字ブロックが必要になるのかな?

学科試験前に投稿したバリアフリー法の基準について、理解不足だったので、追記しています。改めて今ここでしっかり押さえておきたいと思います。

作図5時間半からのタイムトライアル

第1課題のエスキスを作図をするのに、5時間半かかりました。土曜の授業時間内に終わらず、昨日ウラ指導の講習会の後に、自習室に寄り、書き上げました。目標は3時間以内ですが、本試験レベルの問題だと、今の倍ほど時間短縮する必要があります。久しぶりに実践してみてわかったのは、1/400のエスキスが固まっていないうちに、1/200の図面を書き出すと、手戻りが多く、手が止まってしまうということです。また、平面図のトイレ・階段・家具(什器)などのパーツをきちんと覚えていなかったり、平面図の建具、配置図の植栽、断面図を早く書こうとすると、線がきたなくなったりして、思っていた以上に時間がかかってしまいました。断面図の出来が… 大梁と小梁の見分けがつかない。壁厚がバラバラ。これはとにかく書いて、慣れていくしかないなぁ。

海豆研究所のエスキス法

いつもは全日本建築士会の日曜クラスに通っているのですが、昨日は土曜クラスに参加しました。前に座っていた、今年学科試験合格見込の受講生さんは、昨年から製図の勉強をしていたようで、とてもスムーズにエスキスを進めていました。その方たちから「これいいですよ」と聞いたのが、海豆研究所さんの『初受験生でウカル  簡単トレース・エスキス』。早速コピーさせてもらい、書かれていた手順通りにやってみました。すると、スケール感がわかり、ただやみくもにしていたエスキスが楽しくなってきました。(この前に紹介した、製図試験.comのエスキス法をうまく組み合わせると、今年の課題対策がさらにしやすくなるなと感じました。)

今日カラー版をダウンロードしようと、ページを開き、ビックリしました。平成17年に学科試験合格、製図初受験って、私と同じじゃないですか?さらに、製図試験の結果も!しかし、その後このエスキスを編み出し、翌年の製図試験に合格され、今ではこういった形で多くの方の試験勉強をサポートされているのですね。ウダウダやっている自分に喝が入りました。このエスキス法を教えてくれた受講生さんと、海豆研究所の所員さんたちに感謝です。今日のウラ指導の講義も楽しみです。

あっという間の1週間

今週末は全日本建築士会、ウラ指導の講習会があります。この1週間が本当にあっという間でした。職場や講習会の会場までの移動に片道1時間強かかるのですが、学科試験の勉強とは違い、この移動時間をうまく活用できていない気がします。エスキスの手順もまだ定まっていないし、トレースもまとまった時間がとれず、思うように進んでいません。自習室の固定席もまだ空きが出ないようなので、ターミナル駅近くの時間制自習室を利用してみました。ここでは音の制限も特にないのですが、オフィス街だからか、とても静かで、みなさん1時間ほどでも空いた時間に利活用しているようです。常駐の管理人さんがいたので、平行定規で作図する時に出る音をチェックしてもらいました。すると、「全く問題ないですよ」と。やっと試験勉強の体制が整ってきました。お盆までに、作図の時間を短縮できるよう、今日も帰りにここでトレースに励みます。私も脱言い訳宣言。

過去の失敗を糧にする

私は、製図試験を2度(H17・H18)受けたことがあります。昨日の製図試験.comの講義を聞いて、今年の設計課題で、過去の失敗を糧にするチャンスが来たなと。

まずは、構造計画です。平成17年の本試験は、「防災学習のできるコミュニティ施設」でした。実際に施設見学で、阿倍野防災センターにも行きました。イメージもできていました。ところが、本試験で出題されたのは、既存部を活用し、新設部と両方を計画するというもので、エキスパンションジョイントも出てきました。さすがにこれにはひっくり返りました。「共用部門のエントランスに吹抜」はよくあるパターンですが… プランのしやすさで、既存部にメインアプローチを計画すると、吹抜が必要となり、これが命取りに。既存部の主要構造部を撤去することは、なんと即失格だったのです!冷静に考えると、たしかにそうなんですが… ちなみに、防災学習部門の展示ホールにも、同じく吹抜が必要で、既存部に設けると、やはり即失格。そして、私もこのトラップに引っかかり、撃沈。ウラ指導の本によると、ランクⅣが43.7%で過去最高だったようです。おそらくパッと見ではねられたと思われます。今年の本試験だと、答案用紙のレイアウトによっては、作図する際に、上下階不一致(即失格)になりやすいので、要注意だと先生はおっしゃっていました。

平成18年の本試験は、「市街地に建つ診療所等のある集合住宅(地下1階、地上5階建)」でした。2年目はカド番の年だったので、N建でとにかくたくさんの課題をこなしました。どんなに窮屈な設計条件でも、なんとか所要室が収まるプランにまとめることができていました。ところが、本試験で出題されたのは、住戸が少なめのスカスカなプラン。そして、まさかの北側道路と南側道路の2Mのレベル差と地下駐車場。地下駐車場、地上駐車場、居住者用駐車場、利用者用駐輪場、レストラン、エントランス、居住者用エントランスと、アプローチが多く、ゾーニング(コアゾーンを含めた)も基準階の計画もまとまらず、最終的にただハコに当てはめただけのプランになっていたのだと思います。

じつは、今年の設計課題を解いてみると、共通点が多く、今から考えると、レベル差処理、敷地でのアプローチの考え方、各部門の動線、住戸の採光・日照・通風の配慮や、地階部分と地上階部分の計画が構造的に整合性がとれていないことを思い知らされました。これらすべて今年も重要なポイントになってくるので、攻略したいと思います。要求図書の「地下一階平面図」、注の「斜面地を考慮した建築物の計画」もあることだし、地下駐車場とレベル差処理は、確実に押さえておこう!