きょうのエスキス

一級建築士の学科試験に向けて奮闘中。静かにじんわりと、日々の振り返り。自分のための。B面。

どんと来い

たまに驚くような決断をすることがあり、ハッとする。振り返ってみると、小2のころからだと思う。祖父母の暮らす家に自分の居場所を見つけ、学校に行くのを自分の意思でやめたことに始まる。担任の先生がこわくて、逃げ出したのだ。当時はめずらしかった不登校。だいぶ後になってから、校長先生が祖母を呼び、『先生は新任だからストレスで… 』と詫びていたことを知ることとなる。今となっては、この時期を家で過ごしたことが 良くもわるくも、原型になっていることに気がついた。

祖父は足がわるく、外に出れないぶん、新聞を読んだりして、内面の豊かさを大切にしていた。寡黙でやさしい人柄だった。祖母は基本的には大らかで、家事が苦手だったが、祖父のことが大好きなようで、『かしこいし、カッコいい』が口グセだった。そんな影響で、みんなが学校に行っている間、ある時は辞書を片っ端から読みあさり、ある時はかぎ針編みやお裁縫をしたり、ある時は自慢話をしに来るご近所さんの話をただひたすら聞いていた。

なにが言いたいかというと、この頃から横並びになること、型にはめられる状況が苦手になってしまったらしい。そして、同調圧力に従い、抑圧するくらいなら、逃げろ!とサインが出て、身体が勝手に反応してしまうのだ。それでも、我慢が足りないからだと、逆境をバネにしてきた、ヘンな自信もあって、タフな精神力(実際はへなちょこ)を武器になんとか乗り切っていたはずだった。

しかし、一年半前盲腸になったときは、さすがにまいった。仕事よりもまず自分をケアせねばと。逃げることを恥じていたけど、どこかで『ま、いっか』とも思っている。個性と自由が尊重されないと、息苦しいこともあり、他者に対してもフラットでいられるのは、このような背景があったからだなぁと不惑にして、ようやく振り返りができるようになった。人生はおもしろい。

 

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