きょうのエスキス

一級建築士試験の合格を目指して奮闘中。静かにじんわりと、日々の振り返り。自分のための。B面。

神の手

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今日は久しぶりに京セラドームへ。近隣の府立高校で実習助手として働いていたときに、同僚だったねえさんと久しぶりに会うために。周辺はホームセンターやイオンができていて、すっかり様変わりしていました。しかし、ねえさんの存在感は変わらずでした。自信を持って、明るく、花でいる!!年を重ねるほど、興味・情熱が薄れていくと言われているけれど、アラフィフになったねえさんは、ますますアンテナに磨きがかかっていました。会う前にも、沖縄で何年かに一度現れる「神の手」といわれている雲の画像をLINEで送ってきてくれました。

ねえさんは、たいてい理科の教員室にいて、授業のない時はよく通っていたものでした。ソファに腰掛けながら、趣味や食べ物…政治の話まで、相手の目線に合わせて、歩み寄りながらも、自分の言葉で語るねえさん。私も興味の幅を広げてみると、どんどん話題も増えていきました。また冬場になると、生協で買ってきた鍋焼きうどんをストーブの上で作ってくれて、一緒に食べながら、暖かさをじわじわと感じつつ、さらに話が弾んだものでした。

仲良くなってからは、家にもよく招いてくれて、ご主人はその度に珈琲を淹れてくれました。ねえさんとご主人のほどよい距離感。生涯独身もありかなと思っていた心が揺らいだのもこの頃からでした。そして、ご主人のいない間に、アルバムを持ってきたかと思ったら、92年の日付入の写真を指差し、「これ、葬式用だからね」と。整理されたタンスの引き出しの中に、それは無造作にしまってありました。きっとみんなにも見せているのだろうなぁ。最期まで生き方にこだわっているねえさん。

ねえさんは、年に一回ご主人とマレーシアに出かけます。タンスの上に写真立てが置かれてあり、ふと目をやると、「ここに写っている子どもたち、両親おらへんねん。」と。洋服はご主人が日本で買って持っていったもので、毎年プレゼントするそうです。どれもカラフルで、子どもたちの無邪気にはしゃいでいる様子が目に浮かびます。

ねえさんたちは、本気で世の中をよくしようと思っています。そして動いています。相手に見返りを求めず、自分でやる。こころのなかで、妬んだり、ひがんだりしない。悔しかったら、相手をごぼう抜きするくらいの心意気をもつ。それを体現しているねえさん。それでいて、優しく寛大で、困っている人を見ると、ほっておけないところがあるようです。私をさりげなくフォローしてくれる、そんな尊敬すべきねえさんの「神の手」に後押しされ、再び一歩を踏み出す勇気がわいてきたのでした。

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