きょうのエスキス

一級建築士試験、R2学科復活合格。製図が鬼門。R3は自分に負けない年にする!じんわり日々の振り返り。

根津のたいやき

勉強していると、甘いものがほしくなるのですが、「根津のたいやき」をふと思い出しました。集中力が切れると、あるキーワードから私の頭の中で連想ゲームが始まります。そこからの私の思考回路はこんな感じです。今月から東京に行かれた方がいるのですが、そこから昔行った谷根千を思い出し、その人との共通項はなんだろう?という具合に。そして、今まで食べた「たいやき」の中でも、洗練された技と下町の親しみやすさ、薄皮のサクサク感としっとりとしたもっちり感が共存していたなぁ。あぁ、よかったなぁと回想モードに入り、懐かしさに浸る(笑)

そんなふわふわした私に、ウラ指導の先生から忠告するかのような言葉が。「普段からコミュニケーション力を鍛えていきましょう。ホームページ上に掲載している説明文などに目を通す際には、私たちが伝えたい内容を丁寧にくみ取る癖をつけて欲しいと願います。ぶっちゃけ、それが出来ない受講生ほど、どんなに猛勉強した所で合格できません。本番で、出題者の意図をくみ取れないため、実力を発揮できないからです。特に、講義など受講している際に、頭の中で別のことを考えてしまうような癖がある方は,この試験に合格するまでは、性格を変えてください。それは、コミュニケーション力の低さの現れでもありますので。」

意識をしていないと、視点が自分中心にどんどん広がっていくのです。つまり、他者の視点がなくなるのです。たしか、その方にも、「僕の妄想を見ているのですか?」と言われたことがあるなぁと。「根津のたいやき」で名札付けしてますからね。これを読んで納得しました。この想像力はもしかしたら、現実を直視しないための処世術かもしれません。また、アイデアを出すことにおいては長所であっても、受験のような受け手側になる場合には、特に自覚しておく必要がありますね。このブログは、自分の思考のクセを知り、それをニュートラルにするためのツールだなぁと。締めは「根津のたいやき」の存在を教えて下さったこの方で。よし、退路を絶って、「法規」の宿題にとりかかろう!

自由な空気感

昨晩もなんだかほんわかすることがありました。スタバの大きなテーブル席に座って勉強をしていたら、私の向かいにいた女の子の隣に、幾何学模様のパンタロンを履いた男の子がやってきました。「今日はだいぶ待ち時間あったよ。3時間もあって、本を読んでても飽きてきて。刺繍持ってきてたら、チクチクできたのに、忘れてきた。」と女の子。「僕もチクチクしてた。こんなん作ってみたよ。また東京で個展開けたらいいなぁ。」とスマホで作品を見せる男の子。どうやら、男の子は刺繍作家さんのようです。ほのぼのとした中にも、作品にこめる熱い思いを語り合う2人の姿、ステキだなぁ。あの周囲に流されない自由な空気感。まるで異次元の世界にいるかのようです。私のこれからの課題は、仕事も生活も「芯の強さとゆるやかさ」だなぁ。試験が終わったら、チクチクしたくなりました。

昨日は「環境・設備」の空調設備から総合問題まで取り組みました。やっと過去問を解くコツがつかめてきたようです。それまでは難しいと脳が拒否反応を示していたのか、内容が頭にまったく入って来ず、すぐ集中力がきれ、焦ってばかりいましたが。まぁ得意・不得意分野によって、そのときの体調や気分によっても、ムラがあるかもしれませんが、問題文に慣れてきたということかもしれません。しかし、油断は禁物。これから繰り返し解いていき、確実にアウトプットできるようにしていきます。昨日の朝から電車で移動中に、総合資格のe建築用語集にも取り組み始めました。所長からお土産で頂いた舞鶴海軍カレーを食べて、スタミナをつけますよ~。脳も筋トレが必要ですね。

ひそかな野望

じつは、一級建築士に受かったら、本格的に建築・まちづくりの仕事がしたいと思うようになりました。覚悟ができたのかもしれません。人生の前半は「自分に向いていないこと」を知るのに、何回も方向転換していました。「なんか違う」を繰り返し、最後に残ったのが「建築」でした。今の設計事務所にいて感じるのは、実力主義という厳しさがある反面、もし大勢の職場であっても、人に注意を向ける仕事ではないため、同調圧力も働かないだろうなぁと。なんといっても仕事に向かうほど、ニュートラルになれるのです。それと、新卒で入った会社で経験した、自分ひとりでは成し遂げられない仕事のおもしろさがやっぱり忘れられないのです。要するに、女性だからと言い訳せずに、バリバリ働きたくなったわけです。不完全な自分のままで。

こーたろーさんのブログを読むようになって、その思いはいっそう増すようになりました。
そして、このツイートのように、私もこれから人生の前半に起こったことと一つずつ和解していこうと思ったのです。
昔から気持ちが沈んだ時は、本を読むなど、言葉によって、回復していました。そんな私にとって、今ではありがたいことに、リアルタイムで、数々のやさしく温かい言葉が読めるようになりました。これらがあれば、何があってもやっていけるなぁと。そのためにも、今年は必ず一級建築士をとります。私の大好きなネコ師匠さんも、このタイミングでアグレッシブになられていて、つながってるなぁと勇気づけられました。

夜は短し歩けよ乙女

ふだん土曜は塾の仕事があるのですが、4月になると、さすがに休みをとった方がよいかなと考えるようになりました。昨日は午後から休みをとり、「法規」の容積率・建ぺい率・高さ制限の計算問題に取り組むことにしました。しかし、「夜は短し歩けよ乙女」の上映が金曜に始まったのと、アメトーークで知った、あっちゃんの「大合格」が昨日発売されたことが気になって、ならば午後からお休みした仕事4時間分と、昨日買わなかった教材代をここで使おうと思いたったのでした。タスクを終わらせ、目的地に向かおうとすると、「それでいいのか、明日は学校もあるというのに。」と心の声が。それでも森見ワールドにはかないませんでした。足が勝手に歩を進めていました。もう止められませんでした。

私は学生時代に、舞台となっている京都大学のある出町柳から、叡山電車で一駅行った元田中周辺で下宿をしていました。そのため、物語に出てきた場所はなじみがありました。ラストに出てきた「進々堂」には今でもよく行くのですが、実際にもどこか森見ワールドが漂っています。とにかく黒髪の乙女の存在感は圧倒的でした。全体的にユーモアかつシュールさが独特で、今までに観たことのない映像美。これ以上表現のしようがありません。ただただおもしろい!!この映画が好きな人とは、とても仲良くなれそうな気がするなぁ。と観客席を見てみると、私と同じにおいがするではありませんか。最近開き直って、自分のやりたいようにやっていることもあり、いろいろとアドバイスを受けることがあります。上から目線ですよ。私を引き合いに出し、自分を正当化してみたり。しかし、この映画を観たら、もうそんなことすら、どうでもよくなりました。とにかく私は私の道を行くってね。ヴォーリズさーん!オタク街道、まっしぐらです。「大合格」もこれから読もうと思います。受験にはエネルギーが必要です。では、また。

過去問を探しに

昨日はいつものルーティンとは違い、帰りに本屋さんに寄りました。今のところ、この場所に行くときは、帰りにこのお店に寄って、この飲み物を注文して、勉強しよう!という感じです。曜日ごとに行動がパターン化するようになって、自然と勉強する習慣も身についたのですが、少し違った行動をするだけで、ひと時の解放感とそれよりも後から来る変な居心地のわるさを感じました。ゾクゾク、ワサワサと。なんか落ち着かない感じで、これは私にとってよい傾向です。

本屋さんには過去問を探しに行きました。学校から配布されている某出版社の7年間分の過去問は、コンパクトで持ち運びには便利なものの、解説がほとんど載っていません。そこで、日建学院と総合資格の過去問を見に来たわけです。6年ほど前にも受験を考え、比較したことがあるのですが、昔のよりも見にくくなっているではありませんか。文字の大きさ、改行スペース、内容よりも、そのバランスのわるさが気になり、これでは過去問を開くこと自体が苦痛になってしまいます。そこで、今使っている過去問と併用して、その当時購入した、日建学院の分野別過去問を使うことにしました。これで過去13年間分の問題を解くことができます。しかし、どうして、あんなデザインになってしまったんだろう。過去20年間分の問題を解くとよいと言われているんですが、amazonなどでもなかなか手に入らないようで、ボロボロになった、昔の過去問が今となっては貴重になっています。余談ですが、市販の過去問はだいたいどの分野も7年間分しかありません。合格した人も、諦めてしまった人も、すぐ処分してしまうと思うのですが、後々の受験生のために過去問をとっておいたら、7年後には、いや寝かせておけばおくほど、価値が上がるのだろうなぁとふと思ったのでした。ニンマリ。

解き方の視点

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一級建築士の受験申込書の配布が今日から始まり、さっそく受付窓口に取りに行ってきました。いよいよだなぁと気が引き締まります。あと3ヶ月半、107日となりました。この時期になると、みなさんもピッチを上げて、勉強を始めるようになります。初年度通っていた体育会系の日建学院とは違い、全日本建築士会はゆったりとした雰囲気なので、焦らず、自分のペースで勉強を継続することができてはいるのですが。まあまあ理解できているでは到底受からない試験だと実感しているので、ここからどうやって、正答率を上げていくか、合格基準点にたどりつくかを考えなくてはなりません。

実際3月にひと通りやった気になって、気が緩んでいたのですが、4月に入り、本格的に過去問を解き出すと、なんとなくわかっているだけだったと痛感させられました。初受験で右も左も分からず、学科試験に合格したときは、まだまだダメだと、がむしゃらに勉強をしていました。しかし、角番を落としてからの再受験で、あと1歩届かなかったのは、このわかったという段階で油断してしまっていたからだと思います。学科試験に一回受かったという傲りも、災いしたんだと思います。出題文のキーワードから、「誤った記述」を適切に見抜けていないことは明らかです。

学科試験では、解き方の視点(フォーカス・ポイント)を適切に見抜けるようになれば、得点もぐんぐん上がると、ウラ指導の先生もおっしゃっていますが、内容を理解してからが、真の勉強のスタートなのです。とにかく参考書よりも過去問を解いていき、文章になれること、間違いの選択肢を中心に解説を読み、出題者のフォーカス・ポイントを知ること、それから数値や専門用語を暗記した方が効率がよいことに気がつきました。日が迫ってきて、焦ったときにも、この考え方に立ち返られるように、今日は書いておきます。

選ばれる人になる

「自分の代わりはいくらでもいる。だからこそ、その中から選ばれる人になる!と心に決めること。この時ならこの人と思い出してもらえるように。どんな小さなことでも極めたら強みになる。」あるワークショップの二次会で、お酒を飲みながら、語りかけてくれてたこの言葉が、今になってジワジワきています。当の本人は覚えていないかもしれませんが。やさしく温かく後押ししてくれる言葉ですね。スタバではちみつをかけたバターミルクビスケットを食べながら、今までのいろんな事を思い出し、涙があふれてきました。他の人にはできない、自分らしさを求めていたのですが。当たり前のことほど、大切に、ていねいにしていきたいと改めて思いました。

昨晩の帰り、電車で移動中に空席を見つけて座ると、隣の席の若い女性の方が、参考書を鞄の上に置き、パラパラめくり始めました。気になって、チラッと見てみると、「LCCO2」。あれっ、これはもしやと思い、背表紙を確認すると(かなりあやしい人ですね)「一級建築士  環境・設備」。仲間がいました!!心のなかで一緒に受かろうねと、なんだかうれしくなりました。

前回の投稿での所長の言葉は、きっと「就社」ではなく、「就職」するためのエールなんだと思います。この記事を読んで、ストンと落ちました。今日は『施工』の問題をどんどん解いていきます。ブログを書く時間を持った方が、気持ちが整理できて、勉強にも集中できるようです。