きょうのエスキス

H29一級建築士製図試験を終えて、また一歩踏み出します。じんわりと日々の振り返り。自分のための。B面

転がった先には

f:id:emicocolo:20161208212824j:plain

今日は、大阪市の西の外れにある公立中学校で、久しぶりの現地調査でした。じつは、設計事務所で働くことを目標に、20代に内装や造作工事の現場監督をしていたことがありました。あれからもう干支ひと回りくらいの年月が経っていて驚きました。余談ですが、私の転職は、職種ごと変わってしまうため、意味不明な生き方として捉えられることが多いです。ところが、想定外の結果をもたらすこともありました。

約3年前に介護福祉士社会福祉主事の資格をとり、ケースワーカーの仕事をしていたとき、労災や病気で福祉を受けていた高齢の職人さんたちの怒りや悲しみの声を、今までの経験を通して、頭のなかで想像しながら、傾聴することができました。それが直接のきっかけになったかどうかはわかりませんが、こころを開かれ、コミュニケーションを図ることができたり、就労自立される方も出てきました。この時、どの経験もいつか線でつながっていくのだなと感じました。

さて、話は戻りますが、午前中は所長のサポートで、校庭周辺のレベル測量をしました。棒状の標尺を持って観測点に立っていたらよいと気楽に考えていたら、標尺を読み取る方でした。オートレベルという計測器具がとても厄介で、慣れていないと、設置したり、対象にピントが合わせるのがかなり難しいのです。これじゃなかなか数字が読めないので、作業がはかどらないし、どうしようと、ものすごく焦りました。しかし、所長は動じることなく、穏やかに待っていて下さいました。

午後からは分担作業で、私はプール近くにある廃墟と化した更衣室や機械室に1人で入り、天井高さや建具の大きさを計測することになりました。北側なのか日がまったく差さず、室内はクモの巣が張っているわ、壁や天井に触れると、ベリベリと塗装が剥がれ落ちるわでしたが、秘密基地に来たみたいで、楽しかったです。ここでは、コンベックス(鋼製巻尺)を使いました。使いこなしている職人さんや設計士さんは、まるで南京玉すだれのように、天井に這わせたり、自由自在に操っています。私もちょっと調子に乗ってチャレンジしたところ、垂れてきて顔面に直撃。ビックリして手をゆるめたと同時に、5メートル先からものすごい勢いで、巻き取り開始。シュル、シュル、シュル、人差し指にパチッ!麻宮サキのヨーヨーよりも速っ!凶器だわ(古っ!笑)この経験もどこかで活きてくると思うことにします!!

帰りの車で、所長から「どこを測ったらよいか、わからんかったんと違う?来週に図面書いてもらうとき、説明するからね。撤去で何を算出するのかをね。」と。今日も、きっと私が技術を身につけたいと言っていたから、現場に連れてきてくれたのかな?気合いが伝わったのかな?なんだか嬉しくなりました。

今週、建築士会から導入講座のDVDが届き、本格的に一級建築士の受験勉強を始めました。いったん挫折してからの再チャレンジ。まずは、構造力学・環境設備から手をつけたのですが、思っていた以上にとっつきやすい!!環境振動を専門にされている先生ならではの、ポイントを絞ったわかりやすい解説と、手づくりだけどデザイン性もあるサブテキストで、がぜんやる気がわいてきました。独学でただ過去問を解くだけとは違い、実践でも役に立ちそうです。先生方を信頼し、来年1月からの通学を心待ちにしておきます。またこちらでも書きますね。摩耶観光ホテルや、奈良少年刑務所などの産業遺産も気になっていますが、それはまた次回に。